自動チューニングの対象ボリュームは、以下のすべての条件を満たすFTVです。これらのFTVについて、目標値の設定有無や達成状況に応じて帯域幅が調整されます。
性能管理機能が開始状態である
性能管理機能の対象ボリュームである
本機能のライセンス(「6.2 ライセンス登録」参照)が登録されている
関係管理に表示されるボリュームである
QoS自動化が"Active"であるストレージ装置に属しているボリュームである
上記の状況は、Webコンソールで確認できます。確認方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の以下の箇所を参照してください。
対象装置の登録状況の確認
「ETERNUS ディスクアレイの表示」
性能管理機能の開始状態の確認
「ストレージ装置の性能管理に関する操作」にある「性能管理の動作状態の表示」
ライセンスの登録状況の確認
「ライセンスの表示」
ホストアフィニティの設定確認
「ホストアフィニティの表示」
QoS自動化の起動確認
グローバルナビゲーションの[ストレージ]をクリックして表示されるストレージ一覧から、ストレージ名をクリックして表示されるメインペイン
なお、対象ボリュームとサーバを接続するスイッチの性能管理機能が開始状態でない場合、対象ボリュームの性能自動調整は実行されますが、CMとプールに関する競合ボリュームだけが性能調整の対象となります。
スイッチの性能管理機能の状態の確認方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「FCスイッチ一覧の表示」を参照してください。
自動チューニングの影響範囲を例示すると、以下のとおりです(図中番号に対応します)。
性能管理の対象ボリュームのFTVだけが帯域幅調整の対象となります。
性能管理の対象ボリューム以外は、帯域幅調整の対象外となります。
図6.2 対象ボリュームの例