図A.3 SnapOPC+の流れ(通常)
図A.4 SnapOPC+の流れ(ダミー)
セッション操作 | Expressで使用するコマンド |
---|---|
開始(通常) | acsnap start |
開始(ダミー) | acsnap start -estimate |
停止 | acsnap cancel |
開始
SnapOPC+のセッションを開始します。SnapOPC+は、コピー・オン・ライト方式でコピーします。Expressでは、8セッションまで実行できます。
サーバからWrite要求があった場合に、コピー元のデータが更新する前の状態のコピー元ボリュームを作成します。(これは、ETERNUS ディスクアレイの内部で実行されているプロセスです。サーバからは、見ることができません。)
SnapOPC+のセッションを開始した後は、コピー先のデータにアクセスできます。
クローンコピー(EC、OPC、QuickOPC)とは異なり、物理コピーのコピー先のサイズがコピー元のサイズ(更新したデータのサイズを含む)より大きいときは、通常、コピー先に必要なサイズは小さくなります。
コピー元ボリュームのオリジナルデータからSnapOPC+の更新前データだけをコピーすることで、コピー負荷を軽減します。この負荷は、コピー元ボリュームの更新前データのサイズに依存します。
したがって、SnapOPC+は長期間バックアップ/リストアをしない運用には適していません。
1つのコピー元ボリュームにつき、SnapOPC+のセッションを8セッションまで実行できます。ただし、1つのETERNUS ディスクアレイで実行できる最大セッション数は8です。
停止
SnapOPC+のセッションを停止します。
コピー・オン・ライトが終わるため、SDVに保存したすべてのデータが失われます。
停止するセッションよりも古いSnapOPC+のセッションが存在する場合は、セッションを停止できません。
この場合は、-forceオプションを使用することで、SnapOPC+のセッションを停止できます。
ただし、-forceオプションを使用してSnapOPC+のセッションを停止すると、実行中のすべてのSnapOPC+のセッションが停止します。