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ETERNUS SF Express 16.1 / Storage Cruiser 16.1 / AdvancedCopy Manager 16.1 移行ガイド
FUJITSU Storage

7.3.1 バージョンアップインストール前の作業

Windows版Storage Cruiserエージェントのバージョンアップインストールを実施する前に、行っておくべき作業について説明します。

ポイント

バージョンアップインストールを行う前に、システムをバックアップすることを推奨します。
バックアップを採取しておくと、バージョンアップインストール中に異常が発生した場合にバックアップからシステムを復元(リストア)することで、バージョンアップインストール前の状態に戻すことができます。

7.3.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ

バージョンアップインストールに失敗した時のリカバリ用に、旧バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントの運用環境をバックアップします。手順は以下のとおりです。

  1. 作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。

  2. 本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
    DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。なお、自動起動によりインストーラ画面が表示されている場合は、インストーラを終了させます。

  3. Storage Cruiserエージェントのサービスを停止します。
    Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Storage Cruiser Agentサービスを停止してください。

  4. コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。

  5. 旧バージョンレベルのバックアップを実施します。
    以下のバッチを実行します。backupDir には、バックアップデータを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。

    <DVD-ROMドライブ>:\Agent_windows\Storage_Cruiser\windows_x86\scagtpreinst.bat backupDir

    バックアップに失敗した場合は、出力されたエラーメッセージを確認して失敗した原因を取り除いたあと、バッチを再実行してください。

    ポイント

    • ディレクトリ名には、半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】を使用できません。

    • ディレクトリ名に半角空白を含む場合は、ダブルクォートで囲む必要があります。