Windows版Storage Cruiserエージェントのバージョンアップインストールを実施する前に、行っておくべき作業について説明します。
ポイント
バージョンアップインストールを行う前に、システムをバックアップすることを推奨します。
バックアップを採取しておくと、バージョンアップインストール中に異常が発生した場合にバックアップからシステムを復元(リストア)することで、バージョンアップインストール前の状態に戻すことができます。
バージョンアップインストールに失敗した時のリカバリ用に、旧バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントの運用環境をバックアップします。手順は以下のとおりです。
作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。なお、自動起動によりインストーラ画面が表示されている場合は、インストーラを終了させます。
Storage Cruiserエージェントのサービスを停止します。
Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Storage Cruiser Agentサービスを停止してください。
コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。
旧バージョンレベルのバックアップを実施します。
以下のバッチを実行します。backupDir には、バックアップデータを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。
<DVD-ROMドライブ>:\Agent_windows\Storage_Cruiser\windows_x86\scagtpreinst.bat backupDir
バックアップに失敗した場合は、出力されたエラーメッセージを確認して失敗した原因を取り除いたあと、バッチを再実行してください。
ポイント
ディレクトリ名には、半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】を使用できません。
ディレクトリ名に半角空白を含む場合は、ダブルクォートで囲む必要があります。