バージョンアップインストールを実施したあとに必要な作業について、説明します。
「6.3.1.2 環境設定ファイルのバックアップ」で退避した環境設定ファイルをリストアします。
参照
リストア方法は、「A.14 環境設定ファイルのリストア」を参照してください。
以下の手順に従って、装置情報を再設定してください。(コマンド例はWindows版の例です)
各コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コマンドリファレンス」を参照してください。
acarray list(ETERNUS ディスクアレイの情報表示コマンド)を実行して、登録されている装置情報を確認します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray list Name BOX-ID IP Address ----- ---------------------------------------- ------------ E4000 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004## 10.124.6.251 E8000 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003## 10.124.6.241
acarray detail(ETERNUS ディスクアレイの詳細情報表示コマンド)を実行して、登録されている装置の詳細情報を確認します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray detail -a E4000 Disk Array Name : E4000 BOX-ID : 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004## IP Address : 10.124.6.251 Admin User : **** Access Volume : X: C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray detail -a E8000 Disk Array Name : E8000 BOX-ID : 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003## IP Address : 10.124.6.241 Admin User : **** Access Volume : Y:
acarray remove(ETERNUS ディスクアレイの登録情報の削除コマンド)を実行して、登録されているすべての装置情報を削除します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray remove -a E4000 Successful completion. C:\>acarray remove -a E8000 Successful completion.
acarray add(ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)を実行して、削除したすべての装置情報を再登録します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray add -a E4000 -ip 10.124.6.251 -user **** -password **** -path X: Successful completion. C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray add -a E8000 -ip 10.124.6.241 -user **** -password **** -path Y: Successful completion.
ポイント
旧バージョンレベルで、実在しないドライブ文字またはデバイス名をアクセスボリューム(旧名称は「アクセスパス」)に設定して登録していた装置は、リモートETERNUS ディスクアレイとして再登録してください。
必要なライセンスを設定します。
参照
設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ライセンスの管理」を参照してください。