AdvancedCopy Managerマネージャーをバージョンアップインストールした後は、以下の作業を行います。
旧バージョンレベルのAdvancedCopy Managerマネージャー運用環境をリストアします。
AdvancedCopy Managerの運用環境
「6.1.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避した運用環境をリストアします。
注意
運用環境のリストアは、コマンド実行用に新しく画面を起動し、その画面で実施してください。
参照
運用環境のリストアは、以下を参照して実施してください。
サーバ種別 | OS種別 | 参照先 |
---|---|---|
運用管理サーバ | Windows | |
Solaris、 | ||
運用管理サーバ兼管理対象サーバ | Windows | 以下の順に作業してください。 |
Solaris、 | 以下の順に作業してください。 |
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleの運用環境
「6.1.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避した運用環境をリストアします。
参照
リストア方法は、「A.14 環境設定ファイルのリストア」を参照してください。
リポジトリ用データベースアクセスユーザーのパスワードをデフォルト値のまま使用すると、セキュリティ面で問題となることがあります。
オペレーティングシステムのユーザー情報を変更し、stguserset(リポジトリアクセスユーザー変更コマンド)を使用して、リポジトリアクセスユーザーの情報を再設定してください。
Windows環境の場合
stgusersetコマンドを実行します。
<プログラムディレクトリ>\ACM\bin\stguserset <ユーザー名> <パスワード>
参考
パスワードに特殊文字(例えば、"!")を使用する場合は、利用するコマンドラインの仕様に合わせて特殊文字をエスケープしてください。
サービス(AdvancedCopy Manager GUI Service)を停止します。
サービス(AdvancedCopy Manager GUI ServiceおよびETERNUS SF Manager Tomcat Service)を起動します。
Solaris環境またはLinux環境の場合
stgusersetコマンドを実行します。
/opt/swstorage/bin/stguserset <ユーザー名> <パスワード>
参考
パスワードに特殊文字(例えば、"!")を使用する場合は、利用するコマンドラインの仕様に合わせて特殊文字をエスケープしてください。
RMIデーモンを停止します。
RMIデーモンを起動します。
参照
パスワードの変更手順は、使用するオペレーティングシステムに対応する『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「リポジトリアクセスユーザーに指定したユーザーの削除/パスワードの変更」を参照してください。
管理者権限でesfadm devconf importコマンドを実行して、旧バージョンレベルの構成情報を移行します。esfadm devconf importコマンドを実行する前に、管理対象の装置・サーバにアクセスできる状態であることを確認してください。
Windows環境の場合 (DOSプロンプト)
<プログラムディレクトリ>\Common\bin\esfadm devconf import -all
Solaris環境、Linux環境の場合
# /opt/FJSVesfcm/bin/esfadm devconf import -all
esfadm devconf importコマンドを実行したあとは、esfadm devconf importstatusコマンドで[IMPORT STATUS]欄が"Complete"になることを確認してください。
また、移行対象のインポート状況の[STATUS]欄が"Complete"になることを確認してください。"Failed"の場合、構成情報の移行に失敗しているため、「9.4 異常発生時の対処」を参照し対処してください。
注意
esfadm devconf importコマンド実行時に管理対象の装置・サーバにアクセスできない状態の場合、装置の構成情報が移行されていないため、esfadm devconf importコマンドの再実行が必要です。
ETERNUS SF Managerの機能を使うために、ユーザーアカウントの設定をします。
参照
設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ユーザーアカウントの設定」を参照してください。
Webコンソールを起動するPCと運用管理サーバの間にファイアーウォールを設置する場合は、ファイアーウォールを通過できるように設定をします。
参照
設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「Webコンソールを利用するための設定」を参照してください。
必要なライセンスを設定します。
参照
設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ライセンスの管理」を参照してください。
サーバ情報
運用管理サーバが管理対象サーバを兼ねていた場合は、運用管理サーバをサーバ登録します。
参照
登録方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「サーバの登録」を参照してください。
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleの構成情報
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleを利用する場合は、以下の手順に従って、装置情報を再設定します。
参照
各コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コマンドリファレンス」を参照してください。
acarray list(ETERNUS ディスクアレイの情報表示コマンド)を実行して、登録されている装置情報を確認します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray list Name BOX-ID IP Address ----- ---------------------------------------- ------------ DX90 00ETERNUSDXL##ET09E24B####LH4311015511## 10.124.6.251
acarray detail(ETERNUS ディスクアレイの詳細情報表示コマンド)を実行して、登録されている装置の詳細情報を確認します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray detail -a DX90 Disk Array Name : DX90 BOX-ID : 00ETERNUSDXL##ET09E24B####LH4311015511## IP Address : 10.124.6.251 Admin User : **** Access Volume : X:
acarray remove(ETERNUS ディスクアレイの登録情報の削除コマンド)を実行して、登録されているすべての装置情報を削除します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray remove -a DX90 Successful completion.
acarray add(ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)を実行して、削除したすべての装置情報を再登録します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\CCM\bin\acarray add -a DX90 -ip 10.124.6.251 -user **** -password **** -path X: Successful completion.
ポイント
旧バージョンレベルで、実在しないドライブ文字またはデバイス名をアクセスボリューム(旧名称は「アクセスパス」)に設定して登録していた装置は、リモートETERNUS ディスクアレイとして再登録してください。