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ETERNUS SF Express 16.0/ ETERNUS SF Storage Cruiser 16.0/ ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.0 移行ガイド
FUJITSU Storage

5.5.2 バージョンアップインストール作業

RHEL5/RHEL6環境におけるStorage Cruiserエージェントのバージョンアップインストール手順は、以下のとおりです。

  1. 以下のコマンドを実行します。

    # cd <DVD-ROMマウントポイント>Agent_unix/Storage_Cruiser/Linux
    # /bin/sh ./scagtinstall.sh
  2. 以下のメッセージが出力されます。バージョンアップインストールを継続する場合は"y"を、中断する場合は"y"以外を入力します。

    ETERNUS SF Storage Cruiser 16.0
    Copyright FUJITSU LIMITED 2013
    This program will upgrade "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent on your system.
    
    Do you want to continue the upgrade of this package? [y,n,?,q]
  3. "y"を入力した場合は、バージョンアップインストールが開始されます。

    バージョンアップインストールに成功すると、以下のメッセージが表示されます。

    INFO : Starting Upgrade of ETERNUS SF Storage Cruiser ...
    ...
    INFO : Upgrade of <FJSVssage> was successful.
    INFO : ETERNUS SF Storage Cruiser Agent was upgraded successfully.

    インストールに失敗すると、以下のメッセージが表示されます。

    ERROR : not privileged
    または
    INFO  : Upgrade is terminated.
    または
    ERROR : Upgrading FJSVssage was failed.
  4. バージョンアップインストールに使用したDVD-ROMをアンマウントし装置から取り出します。

    # cd /
    # umount <DVD-ROMマウントポイント>
  5. 以下のコマンドを実行して、デーモンを起動します。

    # /opt/FJSVssage/bin/sstorageagt
  6. Webコンソールで以下の操作を実施し、サーバ情報を再読込みします。

    1. グローバルナビゲーションタブの[サーバ]をクリックします。
      登録されているサーバの一覧が、メインペインに表示されます。

    2. メインペインで、操作対象のサーバのチェックボックスをチェックします。

    3. アクションペインで、[サーバ]の下にある[設定の再読み込み]をクリックします。

以上で、RHEL5/RHEL6環境におけるStorage Cruiserエージェントのバージョンアップは終了です。

ポイント

  • バージョンアップインストール中に異常が発生すると、インストール前の状態に戻すこと(ロールバック)ができません。このため、バージョンアップインストールの前にはシステムをバックアップすることを推奨します。
    バージョンアップインストール中に異常が発生し、元の状態に戻す場合は、バックアップからシステムを復元(リストア)してください。

  • バージョンアップインストールが異常終了した場合は、『ソフトウェア説明書』の「15.xからのバージョンアップにおける異常発生時の対処方法(Solaris版、Linux版)」を参照し、正常な状態に復旧してください。

  • Storage Cruiserエージェントのバージョンアップ後に正常動作を確認できたら、「5.5.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」の手順5で作成したバックアップ先ディレクトリ内のバックアップデータを削除して問題ありません。