HA Database Ready リリース情報

第1章 新機能および改善項目

本章では、以前のモデルより追加および改善された機能について説明します。

表1.1 新機能と改善項目

項番	適用 モデル	追加機能名	内容	参照マニュアル	Open SQL	Native SQL
1	SX2	ハードウェアの刷新	SX2を構成するハードウェアを以下にしました。 ServerUnit(サーバユニット)はCPU(Xeon E5-4650),Memory(256GB), PCIe SSD(2.4TB)に拡張 StorageUnit(ストレージユニット)は900GBHDDに拡張 スイッチの装置を変更して、ExternalSwitch(外部接続スイッチ)に集約	「設置ガイド」 第2章 ハードウェア構成	○	○
2	SX2	複数CPU製品の提供	お客様の処理性能要件に応じて、2CPUモデル(16コア)と4CPUモデル(32コア)を提供します。 さらに各モデルに容量増設オプションを組み合わせることで、データベース規模を拡張できます。	「設置ガイド」 2.1 基本部(2CPUモデル) 2.2 基本部(4CPUモデル)	○	○
3	SX2	最大ユーザーデータ量の拡張	扱える最大ユーザーデータ量を拡張しました。(注1) 2CPUモデル Open SQL利用の場合:最大1.8テラバイト Native SQL利用の場合:最大1.6テラバイト 4CPUモデル Open SQL利用の場合:最大3.9テラバイト Native SQL利用の場合:最大3.4テラバイト	「利用ガイド」 1.1.3 基本スペック	○	○
4	SX2	運用中の容量追加	運用中にデータ容量が不足した場合には、容量増設オプションを購入することで、使用可能なユーザーデータ量を追加できます。	「利用ガイド」 3.6.5 容量の追加	○	○
5	SX2	PostgreSQL 9.2対応	Open SQLは、PostgreSQL 9.2互換のインターフェースに対応します。 Open SQLには、Symfoware Server Standard Edition V12を内蔵することで、Oracle互換機能もサポートします。	「利用ガイド」 1.2.1 オープン性	○	－
6	SX2	Open SQLのODBC連携	Open SQLは、PostgreSQL 9.2のPostgreSQL ODBC driverに対応します。	「業務開発ガイド(Open SQL編)」 2.1 クライアント機能	○	－
7	SX2	データの暗号化対応	Open SQLは、格納データの暗号化に対応します。	「利用ガイド」 D.8 格納データの暗号化	○	－
8	SX2	ホスト名の変更	同一のシステム内で複数のHA Database Readyを運用したい場合や、独自の命名規約に沿ったホスト名でHA Database Readyを運用したい場合は、サーバのホスト名を変更できます。	「利用ガイド」 D.7 ホスト名の変更	○	○
9	SX2	修正適用/修正削除の状態表示	一括修正の適用/削除において、Appliance Manager の状態表示を追加しました。	「利用ガイド」 3.6.1 修正適用 3.6.2 修正削除	○	○
10	SX2	型名・号機の情報出力	ご利用のHA Database Readyの型名と製造号機をAppliance Manager で確認できます。	「利用ガイド」 3.3 運用監視	○	○
11	SX2	メール自動送信の強化	稼働状態のメール自動送信で、以下の機能を追加しました。 情報メッセージのメール通知 複数のメールアドレスに通知 通知メール内に対処方法を追記	「利用ガイド」 E.3 メール通知	○	○
12	SX2	Windows 8.1対応	セットアップおよびAppliance Managerの動作OSに以下を追加しました。 Windows(R) 8.1 Pro Windows(R) 8.1 Enterprise	「利用ガイド」 B.1 端末の条件	○	○
13	SX2	Internet Explorer 11対応	セットアップおよびAppliance ManagerのWebブラウザに以下を追加しました。 Windows(R) Internet Explorer(R) 11.0	「利用ガイド」 B.1 端末の条件	○	○
14	SX1 (注2)	外部バックアップ	災害発生時に備えて、ストレージに自動退避しているデータベース資源を、外部のバックアップ環境に退避できます。(注3)	「利用ガイド」 D.6 外部バックアップ	○	○

○：機能あり
－：機能なし
注1) 容量増設オプションは含んでいません。
注2) SX1の一括修正時(AS13071)に提供した新機能です。
注3) 別途、NetVault Backupなどのバックアップ製品が必要です。