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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.3  導入運用手引書

2.2.4 Oracle リソースを含まない userApplication の作成

ここでは下図のように、Oracle リソースを含まない構成を作成します。Oracle リソースの作成は、データベース作成後に行います。

  

GDS の設定

スタンバイ運用では、GDSを「切替えディスク」として設定します。

参考

スタンバイ運用の場合、例えば Oracle の SYSTEM 表領域を配置するための Disk Class と、その他のデータを配置するための Disk Class を別々に用意し、Oracle の SYSTEM 表領域用 Disk Class は、MONITORONLY 属性 "NO"、その他のデータ用 Disk Class は、MONITORONLY 属性 "YES" と設定しての運用も可能です。

  

userApplication の設定

以降の手順と、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」の「第6章 クラスタアプリケーションの構築」に従い userApplication を作成してください。

  

2.2.4.1 userApplication の作成

  

  1. hvw コマンドを実行し、RMS Wizard を起動します。

    # hvw  -n  <RMS 構成定義名>

      

  2. 「Main Configuration menu」画面にて Application-Create を選択します。

      

  3. 「Application type selection menu」画面にて WIZSTANDBY を選択します。

    注意

    「Application type selection menu」画面にて、ORACLE は選択しないでください。これは、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.2 で構築した環境を移行した場合に使用します。

      

  4. userApplication 名を変更する場合は、「Settings of turnkey wizard "WIZSTANDBY"」画面で ApplicationName を選択し userApplication 名を設定します。

      

  5. Machines+Basics を選択し、ノード設定と基本設定を行います。



    Machines の設定は、運用ノードを Machines[0]、待機ノードを Machines[1] に設定します。ノードを追加する場合は AdditionalMachines を選択します。その他の設定については、HELP または「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。

    参考

    以下の設定を推奨します。記述されていない属性は任意です。

    属性

    推奨設定値

    AutoSwitchOver

    HostFailure|ResourceFailure|ShutDown

    PersistentFault

    1

    HaltFlag

    Yes


      

  6. 設定が完了したら、SAVE+EXIT を選択し設定を保存します。

      

  7. 「Setting of turnkey wizard "WIZSTANDBY"」の画面にて、必要となる共用ディスクリソース(例:GDS)、LocalFileSystems、Gls の設定を行います。

      

  8. この状態で SAVE+EXIT で「Main Configuration menu」画面に戻ります(Oracle に関する設定はまだ行いません)。

  

  

  

2.2.4.2 RMS 構成定義の生成と配布

  

  1. Configuration-Generate および Configuration-Activate を順に実行して、環境設定が完了します。

      

  2. QUIT を選択し、RMS Wizard を終了します。