PRIMECLUSTER Wizard for NetWorkerを使用したクラスタ環境において、NetWorker Management Console (NMC)を使用する場合は、手順1、手順2および手順3のいずれかの対応を行ってください。
[手順1] NMCサーバを別途用意する
クラスタ環境とは別のマシンにNMCをインストールします。 NMCをインストールするためには、NetWorkerクライアントパッケージがインストールされている必要があります。
[手順2] NMCをPRIMECLUSTERのリソースとして登録する
NMCをPRIMECLUSTERのCmdlineリソースに登録して制御します。この方法については当社技術員にご確認ください。
[手順3] NMCをPRIMECLUSTER Wizard for NetWorkerに組み込む
NMCをクラスタの片方のノードにインストールして、NMCの起動処理をWizard for NetWorkerに組み込みます。
/opt/FJSVclntw/sys/v_nsrd_start ファイルを以下のように編集します。 ファイル最後の"exit 0"の前に、"/etc/init.d/gst start &" (NMC起動コマンド)を追記します。編集後の記載例を以下に示します。
例
else (/usr/sbin/nsrd -k $1) >${MSG_FILE} 2>&1 if [ $? -ne 0 ]; then ${CMD_LOGGER} -p daemon.err <${MSG_FILE} [ -f "${MSG_FILE}" ] && ${CMD_RM} -f ${MSG_FILE} exit 1 else ${CMD_LOGGER} -p daemon.notice <${MSG_FILE} fi ${CMD_LOGGER} -p daemon.notice ' nsrd' # (echo ' nsrd') > /dev/console # (echo '') > /dev/console fi ${CMD_RM} -f ${MSG_FILE} /etc/init.d/gst start & exit 0
/opt/FJSVclntw/sys/networker_start ファイルを以下のように編集します。 ファイル最後の"exit 0"の前に、"/etc/init.d/gst start &" (NMC起動コマンド)を追記します。編集後の記載例を以下に示します。
例
fi ;; *) #${CMD_LOGGER} -p daemon.err "usage: `basename $0` {start|stop}" echo "usage: `basename $0` {start|stop}" [ -f "${MSG_FILE}" ] && ${CMD_RM} -f ${MSG_FILE} exit 1 ;; esac [ -f "${MSG_FILE}" ] && ${CMD_RM} -f ${MSG_FILE} /etc/init.d/gst start & exit 0
NMCの起動スクリプトを変名します。
# mv /etc/rc3.d/S97gst /etc/rc3.d/FJSVclntw.S97gst # mv /etc/rc5.d/S97gst /etc/rc5.d/FJSVclntw.S97gst
注意
手順実施後NMCへ接続する際は、NetWorker起動スクリプトを編集した物理ノードのアドレスで接続してください。