サーバクラスタ運用の場合、通常とは異なった NetWorker のライセンス申請が必要になります。
NetWorker のイネーブラコードおよび認証コードは、以下の手順で入力/申請します。
操作手順
運用ノードで NetWorker サーバが正常に起動されていることを確認します。
NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」をクリックします。
左側のツリーから「登録」を選択すると、「登録」一覧が表示されます。
右クリックしてメニューを表示し「新規」を選択すると、「登録の作成」画面が表示されます。
「構成」欄の「イネーブラコード」属性にイネーブラコードを入力し、「OK」をクリックします。
以下のファイルを作成します。
/nsr/res/hostids
手順6.で作成した /nsr/res/hostids ファイルに、以下の形式で運用ノードおよび待機ノードの hostid を記述します。
ポイント
記述形式
運用ノードの hostid: 待機ノードの hostid (:待機ノードのhostid ※)
※3台のノードでのサーバクラスタ運用をとるときに記述します。
各ノードの hostid は、それぞれのノード上で hostid コマンドを実行することにより、求めることができます。
例
クラスタ構成 | 各ノードの hostid | 記述例 | |
2台 | 運用ノード | 12345678 | 12345678:87654321 |
待機ノード | 87654321 | ||
3台 | 運用ノード | 12345678 | 12345678:87654321:98765432 |
待機ノード | 87654321 | ||
待機ノード | 98765432 |
クラスタアプリケーションを停止した後、再度起動して、、NetWorker サーバを再起動します。
NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で、手順5.で作成した「登録」を選択すると、「有効期限」と「ホスト ID」が表示されます。
表示された「有効期限」と「ホスト ID」を「NetWorker ライセンス・パスワード申請書」に記入し、富士通ライセンス・パスワード発行センターまで Fax にてお送りください。認証コードが返送されます。
NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で、手順5.で作成した「登録」を選択します。
「認証コード」属性に認証コードを入力して「OK」ボタンをクリックすると、NetWorker の永続使用が可能になります。
参照
NetWorker のイネーブラコードおよび認証コードの詳細については、NetWorker のマニュアルを参照してください。
注意
NetWorker のライセンス入力は、PRIMECLUSTER、NetWorker および PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker インストール後、運用ノードで NetWorker サーバが起動された状態で行います。待機ノードで行う必要はありません。