以下の点に注意して NetWorker の設定を行ってください。
サーバの設定
VirtualHost として設定した NetWorker サーバに対して以下の設定が必要になります。
NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」をクリックします。
「ファイル」 → 「プロパティ」の順にクリックします。
「管理者」属性に、クラスタを構成する物理ノードの管理者名を設定します。
例
設定例
user=root,host=clus_phys1 user=root,host=clus_phys2
注意
NetWorker のサーバ名は、userApplication の作成において設定項目 VirtualHost に設定した論理ノード名になります。
クライアントの設定
クラスタ内の各物理ノードを NetWorker クライアントに設定する方法
NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」をクリックします。
物理ノード名のクライアントが作成されていない場合、新しくクライアントを作成します。
「名前」属性に物理ノード名を入力します。
クラスタ内の各論理ノードを NetWorker クライアントに設定する方法
NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」をクリックします。
論理ノード名のクライアントが作成されていない場合、新しくクライアントを作成します。
「名前」属性に論理ノード名を入力します。
「グローバル (2/2)」タブの「リモート・アクセス」属性に、クラスタを構成する物理ノードの管理者名を設定します。
例
設定例
user=root,host=clus_phys1 user=root,host=clus_phys2
注意
物理ノード名でのバックアップを行わない場合でも、バックアップ対象のクラスタに属する各物理ノードの名前でクライアントを作成する必要があります。
論理ノード名でのバックアップを行う場合は、「グローバル (1/2)」タブの「エイリアス」属性に物理ノード名を登録しないでください。
NetWorker のクライアント定義などの各種設定は運用ノードで起動している NetWorker サーバに対してのみ行い、待機ノードに対して行う必要はありません。環境定義完了後、クラスタシステムの切替えを行い、運用ノードに対して定義した設定が待機ノードで有効になっていることを確認してください。確認後は、再度クラスタシステムの切替えを行ってください。
クライアントが正しく構成されていることを検証するため、NetWorker サーバが起動しているノードから、各クライアントに対して以下のコマンドを実行してください。
# savegrp -pv -c client_name group_name
論理ノード名の定義および NetWorker の設定を正しく行っているにも関わらず、クライアントに設定したバックアップ対象が表示されない場合、クラスタの各ノードに pathownerignore ファイルを作成し、パス所有者の規則の優先設定を行って対処してください。