インストール時間
本ソフトウェアをインストールするために必要な時間は、約15分です。
カーネルヘッダーのインストール
本ソフトウェアをインストールする前に、対象システムのOSに対応したカーネルヘッダーをインストールしておく必要があります。次のコマンドにより、カーネルヘッダーが対象システムにインストールされていることを確認してください。
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)の場合
# rpm -qi kernel-PAE-devel <Return>
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)の場合 Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)の場合 Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)の場合
# rpm -qi kernel-devel <Return>
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) xenカーネルの場合
# rpm -qi kernel-xen-devel <Return>
このコマンドがエラーとなる場合、または対象システムのOSと違うバージョンのカーネルソースがインストールされている場合には、OSのドキュメントに従いカーネルソースをインストールしてください。
システム環境の確認
本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、「2.3 静的ディスク資源」を参照してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。
Web-Based Admin Viewをインストールするには、/etc/hostsファイルにWeb-Based Admin Viewが使用する業務LANのIPアドレスとそれに対応するホスト名および"127.0.0.1"(IPv4向け)、"::1"(IPv6向け)に対応するホスト名を修正する必要があります。
対象システムにログインし、rootユーザになります。
# su <Return> Password:password <Return>
vi(1)等により"127.0.0.1"(IPv4向け)、"::1"(IPv6向け)に割り当てられているホスト名を削除し、業務LANとして使用するIPアドレスに割り当てます。
修正前)
# cat /etc/hosts <Return> # Do not remove the following line, or various programs # that require network functionality will fail. 127.0.0.1 host-name localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4 ::1 host-name localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6
修正後)
# cat /etc/hosts <Return> # Do not remove the following line, or various programs # that require network functionality will fail. 127.0.0.1 localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4 ::1 localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6 IP-Address host-name
パッケージの確認
次のコマンドにより、対象システムに以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。
# rpm -qi compat-libstdc++-33 <Return>
対象システムがRed Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)の場合、以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。
# rpm -qi ruby <Return>
このコマンドがエラーとなる場合は、対象システムのOSのCD-ROMからパッケージをインストールしてください。
コンパイラ(gcc)のインストール
本ソフトウェアをインストールする前に、以下の手順でgccパッケージがインストールされていること、カーネルをコンパイルしたgccのバージョンと一致していることを確認してください。
以下のコマンドにより表示される"gcc (GCC)"の項目から、gccパッケージのバージョンを確認してください。
# gcc --version <Return>
gcc (GCC) 4.4.4 20100726 (Red Hat 4.4.4-13)
以下のコマンドにより表示される"gcc version"の項目から、運用中のカーネルをコンパイルしたgccのバージョンを確認してください。
# cat /proc/version <Return>
Linux version 2.6.32-71.el6.x86_64 (mockbuild@x86-007.build.bos.
redhat.com) (gcc version 4.4.4 20100726 (Red Hat 4.4.4-13) (GCC) )
#1 SMP Wed Sep 1 01:33:01 EDT 2010
gccパッケージのバージョンと、カーネルをコンパイルしたバージョンが一致することを確認してください。
なお、バージョン番号の2つ目("4.4.4"の場合"4.4")までが一致していれば、問題ありません。
pam-develのインストール
次のコマンドにより、対象システムにpam-develパッケージがインストールされていることを確認してください。
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)の場合
Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)の場合
# rpm -qf /usr/lib/libpam.so <Return>
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)の場合
Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)の場合
# rpm -qf /usr/lib64/libpam.so <Return>
このコマンドがエラーとなる場合は、対象システムのOSのCD-ROMから、下記の表に従いpam-develパッケージをインストールしてください。
OS | 対象パッケージ |
---|---|
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86) | pam-devel-XX.i386.rpm |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) | pam-devel-XX.x86_64.rpm |
Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86) | pam-devel-XX.i686.rpm |
Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) | pam-devel-XX.x86_64.rpm |
修正のダウンロード
本ソフトウェアをインストールする前に、UpdateSiteからPRIMECLUSTERの最新のUpdateSite形式の修正、および修正情報ファイルをダウンロードしてください。