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PRIMECLUSTER GDS 4.3A30B インストールガイド
FUJITSU Software

3.1 事前準備

  1. インストール時間

    本ソフトウェアをインストールするために必要な時間は、約15分です。

  2. カーネルヘッダーのインストール

    本ソフトウェアをインストールする前に、対象システムのOSに対応したカーネルヘッダーをインストールしておく必要があります。次のコマンドにより、カーネルヘッダーが対象システムにインストールされていることを確認してください。

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)の場合
    # rpm -qi kernel-PAE-devel <Return>
    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)の場合
    Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)の場合
    Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)の場合
    # rpm -qi kernel-devel <Return>
    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) xenカーネルの場合
    # rpm -qi kernel-xen-devel <Return>

    このコマンドがエラーとなる場合、または対象システムのOSと違うバージョンのカーネルソースがインストールされている場合には、OSのドキュメントに従いカーネルソースをインストールしてください。

  3. システム環境の確認

    1. 本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、「2.3 静的ディスク資源」を参照してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。

    2. Web-Based Admin Viewをインストールするには、/etc/hostsファイルにWeb-Based Admin Viewが使用する業務LANのIPアドレスとそれに対応するホスト名および"127.0.0.1"(IPv4向け)、"::1"(IPv6向け)に対応するホスト名を修正する必要があります。

      1. 対象システムにログインし、rootユーザになります。

        # su <Return>
        Password:password <Return>
      2. vi(1)等により"127.0.0.1"(IPv4向け)、"::1"(IPv6向け)に割り当てられているホスト名を削除し、業務LANとして使用するIPアドレスに割り当てます。

        修正前)
        # cat /etc/hosts <Return>
        # Do not remove the following line, or various programs
        # that require network functionality will fail.
        127.0.0.1   host-name localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4
        ::1         host-name localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6
        修正後)
        # cat /etc/hosts <Return>
        # Do not remove the following line, or various programs
        # that require network functionality will fail.
        127.0.0.1   localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4
        ::1         localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6
        IP-Address  host-name
  4. パッケージの確認

    1. 次のコマンドにより、対象システムに以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。

      # rpm -qi compat-libstdc++-33 <Return>

      対象システムがRed Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)の場合、以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。

      # rpm -qi ruby <Return>

      このコマンドがエラーとなる場合は、対象システムのOSのCD-ROMからパッケージをインストールしてください。

    2. コンパイラ(gcc)のインストール

      本ソフトウェアをインストールする前に、以下の手順でgccパッケージがインストールされていること、カーネルをコンパイルしたgccのバージョンと一致していることを確認してください。
      以下のコマンドにより表示される"gcc (GCC)"の項目から、gccパッケージのバージョンを確認してください。

      # gcc --version <Return>
      gcc (GCC) 4.4.4 20100726 (Red Hat 4.4.4-13)

      以下のコマンドにより表示される"gcc version"の項目から、運用中のカーネルをコンパイルしたgccのバージョンを確認してください。

      # cat /proc/version <Return>
      Linux version 2.6.32-71.el6.x86_64 (mockbuild@x86-007.build.bos.
      redhat.com) (gcc version 4.4.4 20100726 (Red Hat 4.4.4-13) (GCC) ) 
      #1 SMP Wed Sep 1 01:33:01 EDT 2010

      gccパッケージのバージョンと、カーネルをコンパイルしたバージョンが一致することを確認してください。
      なお、バージョン番号の2つ目("4.4.4"の場合"4.4")までが一致していれば、問題ありません。

    3. pam-develのインストール

      次のコマンドにより、対象システムにpam-develパッケージがインストールされていることを確認してください。

      Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)の場合
      Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)の場合

      # rpm -qf /usr/lib/libpam.so <Return>

      Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)の場合
      Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)の場合

      # rpm -qf /usr/lib64/libpam.so <Return>

      このコマンドがエラーとなる場合は、対象システムのOSのCD-ROMから、下記の表に従いpam-develパッケージをインストールしてください。

      OS

      対象パッケージ

      Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

      pam-devel-XX.i386.rpm

      Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

      pam-devel-XX.x86_64.rpm

      Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)

      pam-devel-XX.i686.rpm

      Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

      pam-devel-XX.x86_64.rpm

  5. 修正のダウンロード

    本ソフトウェアをインストールする前に、UpdateSiteからPRIMECLUSTERの最新のUpdateSite形式の修正、および修正情報ファイルをダウンロードしてください。