全クラスタ管理サーバを、シングルユーザモードに移行します。
# shutdown now <Return>
既存の環境から基本ソフトウェアのアップデートを行う場合は、本手順で実施します。アップデート手順については、各一括修正説明書を参照してください。
各クラスタ管理サーバにおいて、以下の手順を実行します。
バックアップディレクトリを作成します。
# mkdir /<mydir> <Return>
PRIMECLUSTERの動作環境をバックアップします。
# cp -p /opt/FJSVwvbs/etc/Plugin.html /<mydir> <Return>
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) もしくは、
Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) の場合は、
以下の動作環境もバックアップします。
# cp -p /opt/FJSVwvbs/etc/webview.cnf /<mydir> <Return> # cp -p /opt/FJSVwvbs/etc/.policy /<mydir> <Return> # cp -p /opt/FJSVwvbs/etc/wvlocal.cnf /<mydir> <Return>
CDをCD-ROM装置にセットし、マウントします。
# mount /media/cdrom <Return>
以降で、CDのマウントポイントを<CDROM_DIR>とします。
以下のスクリプトを実行し、一部のパッケージを削除します。
# cd <CDROM_DIR>/Tool <Return> # ./upgrade_uninstall <Return> Are you sure to remove a part of PRIMECLUSTER from your system (y or n) ? y <Return> ・ ・ The uninstallation finished successfully.
以下のスクリプトを実行し、パッケージを新規または上書きインストールします。
# cd <CDROM_DIR>/Tool <Return> # ./cluster_install -e HA-M <Return> ・ ・ The installation finished successfully.
注意
cluster_installスクリプト実行の結果、下記のようなメッセージが出力されることがあります。
# ./cluster_install -x xx <Return> INFO: no package to update
このメッセージは、インストールしようとしたすべてのパッケージについて、CDに収録されたものよりも新しいバージョンのパッケージがすでにシステムにインストール済みであり、アップグレードの必要がないことをあらわします。
問題ではありませんので、手順は継続して実行してください。
cluster_installスクリプト実行中下記のようなメッセージが出力されることがあります。
# ./cluster_install -x xx <Return> Installing package <XXXXXXXXXXX> ... skipped.
このメッセージは、インストールしようとしたパッケージについて、CDに収録されたものと同じバージョンのパッケージがすでにシステムにインストール済みであり、アップグレードの必要がないことをあらわします。問題ではありませんので、手順は継続して実行してください。
CDをCD-ROM装置から取り出します。
# cd / <Return> # eject cdrom <Return>
2.でバックアップしたPRIMECLUSTERの動作環境をリストアします。
# sed s/"[ ]*WIDTH.*HEIGHT.*ALIGN.*"/" WIDTH = \"810\" HEIGHT = \"430\" ALIGN = \"TOP\""/g
/<mydir>/Plugin.html > /opt/FJSVwvbs/etc/Plugin.html <Return>
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) もしくは、
Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) の場合は、
以下の動作環境もリストアします。
# cp -p /<mydir>/webview.cnf /opt/FJSVwvbs/etc/webview.cnf <Return> # cp -p /<mydir>/.policy /opt/FJSVwvbs/etc/.policy <Return> # cp -p /<mydir>/wvlocal.cnf /opt/FJSVwvbs/etc/wvlocal.cnf <Return>
全クラスタ管理サーバにおいて手順 3. を終了した後、各クラスタ管理サーバをリブートします。
# shutdown -r now <Return>