ページの先頭行へ戻る
Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド
Interstage

K.4.3 レコードIDを指定してデータを更新する

XML文書を更新するには、prepareUpdateRecordIDメソッドを使用します。


Java APIでは、レコードIDを使用してデータを更新します。データを更新する前にgetRecordIDメソッドを使用して、更新したいデータのレコードIDを取得しておく必要があります。レコードIDによるXML文書の更新とは、新しいXML文書で既存のXMLを置換することを指します。既存のXML文書中のデータを部分的に更新することはできません。

レコードIDを指定してデータを更新する場合の流れについて、以下の図に示します。


図K.14 レコードIDを指定してデータを更新する場合の流れ


記述例

以下に、StudioまたはApworks利用時の記述例を示します。


ビジネスクラス

String recordID = dataBean.getDetailButton();
ShunConnection con = new ShunConnection();

ShunsakuAccessController controller = new ShunsakuAccessController(con);
controller.update(recordID, updateData);

con.close();

Shunsakuアクセスクラス

public void update(String recordID, String updateData)
                                           throws ShunException {

   ShunPreparedRecordID prid = con.prepareUpdateRecordID();                                    (1)
prid.add(
recordID, updateData); (2) prid.updateByRecordID(); (3)
prid.close(); (4) }

(1) ShunPreparedRecordIDオブジェクトの作成

ShunPreparedRecordIDオブジェクトの作成は、prepareUpdateRecordIDメソッドを使用します。


(2) レコードID、および更新するデータの設定

レコードID、および更新するデータの設定は、addメソッドを使用します。レコードIDはgetRecordIDメソッドで取得します。

addメソッドで複数のレコードIDおよび更新データを設定できます。すでに同一のレコードIDが設定されている場合はレコードIDおよび更新データを上書きします。

ポイント

addメソッドで複数のレコードIDおよび更新データを指定することで、一度に複数のXML文書を更新することができます。


(3) 更新の実行

更新の実行はupdateByRecordIDメソッドを使用します。


(4) ShunPreparedRecordIDオブジェクトの解放

ShunPreparedRecordIDオブジェクトは、使用後にcloseメソッドで必ず解放します。