XML文書を更新するには、prepareUpdateRecordIDメソッドを使用します。
Java APIでは、レコードIDを使用してデータを更新します。データを更新する前にgetRecordIDメソッドを使用して、更新したいデータのレコードIDを取得しておく必要があります。レコードIDによるXML文書の更新とは、新しいXML文書で既存のXMLを置換することを指します。既存のXML文書中のデータを部分的に更新することはできません。
レコードIDを指定してデータを更新する場合の流れについて、以下の図に示します。
図K.14 レコードIDを指定してデータを更新する場合の流れ
記述例
以下に、StudioまたはApworks利用時の記述例を示します。
ビジネスクラス
String recordID = dataBean.getDetailButton(); ShunConnection con = new ShunConnection(); ShunsakuAccessController controller = new ShunsakuAccessController(con); controller.update(recordID, updateData); con.close(); |
Shunsakuアクセスクラス
public void update(String recordID, String updateData) throws ShunException { ShunPreparedRecordID prid = con.prepareUpdateRecordID(); (1) |
ShunPreparedRecordIDオブジェクトの作成は、prepareUpdateRecordIDメソッドを使用します。
レコードID、および更新するデータの設定は、addメソッドを使用します。レコードIDはgetRecordIDメソッドで取得します。
addメソッドで複数のレコードIDおよび更新データを設定できます。すでに同一のレコードIDが設定されている場合はレコードIDおよび更新データを上書きします。
ポイント
addメソッドで複数のレコードIDおよび更新データを指定することで、一度に複数のXML文書を更新することができます。
更新の実行はupdateByRecordIDメソッドを使用します。
ShunPreparedRecordIDオブジェクトは、使用後にcloseメソッドで必ず解放します。