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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.3 導入運用手引書

4.3 clorapass - 監視用パスワードの登録

実行ユーザー

スーパーユーザー

形式

/opt/FJSVclora/sbin/clorapass

機能説明

本コマンドは PRIMECLUSTER Wizard for Oracle が使用する Oracle の SYSTEM ユーザーのパスワードを登録します。ディテクタは Oracle インスタンスの監視のために SYSTEM ユーザーを使って接続を行います。このためディテクタは SYSTEM ユーザーのパスワードを必要とします。
パスワードが設定されていなければ、ディテクタは SYSTEM ユーザーのパスワードとして“manager” を使用します。
本コマンドは、任意の1ノードで実行してください。

パラメータ

なし

終了ステータス

0 : 正常終了
0 以外 : 異常終了

参考

  • クラスタ運用中に Oracle SYSTEM ユーザーパスワードを変更する場合は、“3.3 クラスタ運用中の Oracle SYSTEM ユーザーパスワード変更手順” を参照してください。

  • clorapass コマンドが取り扱うパスワード文字列については、以下を参考にしてください。

    • 使用できる文字は、ASCII文字コードの16進値21, 23-3f, 41-7e(10進値の33, 35-63, 65-126)です。

      • 全ての非引用識別子:英数字、アンダースコア(_)、ドル記号($)、シャープ記号(#)

        abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789_$#
      • 引用識別子のうち、以下のもの

        !%&'()*+,-./:;<=>?[\]^`{|}~
    • 空白、タブ、アットマーク(@)、マルチバイト文字は使用できません。

    • 引用識別子を含む場合、および英字以外で開始する場合、全体を二重引用符(")で括る必要はありません。

    • 最大63文字まで指定可能です。(Oracle の仕様は最大30文字です)

注意

スケーラブル運用の場合、Oracle SYSTEM ユーザーのパスワードは Oracle RAC インスタンス別に登録する必要があります。例えば、DB_NAME=ora、ORACLE_SID=ora1、ORACLE_SID=ora2 の場合、本コマンドを2回実行し、ora1 と ora2 に対してパスワードを登録してください。