本書の目的
本書は、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の導入から運用までの流れを説明したものです。
本書の読者
本書は、PRIMECLUSTER システムの設計、構築、または運用管理を行う、システムエンジニアやシステム管理者を対象にしており、PRIMECLUSTER および Oracle の知識を有していることを前提にしています。
本書について
本書は、6章と付録で構成されています。各章の内容を以下に示します。
第1章 機能概要
第2章 環境設定
第3章 運用
第4章 コマンド
第5章 留意事項
第6章 メッセージ一覧
付録A トラブル事例集
付録B Oracleリソースの追加作成/設定変更/削除
付録C Oracle Grid InfrastructureのインストールとASMインスタンス、データベースの作成
付録D Oracle ソフトウェアを共用ディスク上で使用する場合
付録E Oracle Solarisゾーン環境でPRIMECLUSTER Wizard for Oracleを使用する場合
付録F シングルノードクラスタ運用
付録G (参考)アクション定義ファイル
用語について
本書中で使用しているクラスタ関連の用語については、関連マニュアルを参照してください。
Oracle Solaris は Solaris, Solaris Operating System, Solaris OS と記載することがあります。
以下は特に断りがないかぎり Oracle Database の用語です。Oracle のマニュアルを参照してください。
Oracle インスタンス
本書では、“インスタンス”、“Oracle インスタンス” または “Oracle RAC インスタンス” と表記します。
Oracle リスナー
本書では、“リスナー” または “Oracle リスナー” と表記します。
Oracle Database
本書では、“Oracle Database”、“Oracle”または“Oracle Version Release”と表記します。
Oracle Real Application Clusters
本書では、“RAC”、“Oracle RAC” または “Oracle RAC Version Release” と表記します。
Oracle Clusterware
本書では、“Oracle Clusterware” と表記します。
本製品でサポートする Oracle Real Application Clusters のバージョン、リリースについては、本製品のソフトウェア説明書を参照してください。
Oracle ユーザー
Oracle の操作を行う、OSDBA グループに所属するオペレーティング・システム上のユーザーです。
本書では、“Oracle ユーザー” と表記します。
本書の表記について
本書中の表記方法は以下のとおりです。
ポイント
ポイントとなる内容を説明します。
参考
参考となる内容を説明します。
参照
参照となる内容を説明します。
注意
注意する項目について説明します。
例
例題を用いて説明します。
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
商標について
PRIMECLUSTERは、富士通株式会社の商標です。
Oracle と Java は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
その他記載された社名および各種製品名は、識別のためにのみ掲載されており、一般に各社の製品名称、商標または登録商標です。
お願い
本書を無断で他に転載しないようお願いします。
本書は予告なしに変更されることがあります。
出版年月および版数
出版年月および版数 | マニュアルコード |
2014年 5月 第1.2版 | J2S0-0415-01Z0(02)/J2S0-0415-01Z2(02) |
2013年 5月 第1.1版 | J2S0-0415-01Z0(01)/J2S0-0415-01Z2(01) |
2013年 2月 初版 | J2S0-0415-01Z0(00)/J2S0-0415-01Z2(00) |
著作権表示
Copyright FUJITSU LIMITED 2013-2014
変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
シングルノードクラスタ運用の説明を追加しました。 | 1.2 動作環境 3.1.3 シングルノードクラスタ運用の場合 付録B Oracleリソースの追加作成/設定変更/削除 付録F シングルノードクラスタ運用 | 第1.2版 |
ASMを使用する場合の注意事項を追加しました。 | 1.2 動作環境 2.2 スタンバイ運用の場合 2.4.2.2 環境構築時の注意(Oracle 11g R2の場合) 第5章 留意事項 付録C Oracle Grid InfrastructureのインストールとASMインスタンス、データベースの作成 | |
PreOnlineScript、PostOnlineScript、PreOfflineScript、PostOfflineScript、FaultScriptについての説明を追加しました。 | 2.2.7.2 Oracleリソースの作成 2.3.4 Oracle Clusterwareリソースを含むuserApplicationの作成 2.3.5 Oracle RACインスタンス、リスナーリソースを含む userApplicationの作成 2.4.1 Oracle起動・停止時のスクリプトの設定 | |
Oracle 10g R2/11g R1でASMを使用する場合の注意事項を修正しました。 | 2.4.2.1 環境構築時の注意(Oracle 10g R2/11g R1の場合) | 第1.1版 |
Oracle 11g R2でASMを使用する場合の注意事項を修正しました。 | 2.4.2.2 環境構築時の注意(Oracle 11g R2の場合) |