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Interstage Service Integrator V9.5.1 解説書
FUJITSU Software

1.1.5 導入・運用支援機能

ISIを使用してシステムを構築する際に、定義の設計や作成を支援するGUIツールや、Webブラウザから運用管理の操作ができるGUIツールなどの支援機能を提供しています。

ISI Studioによる設計・導入支援

ISIの機能利用時に必要な定義を作成・登録するために、ISI Studioを提供します。

ISI Studioを利用すると、以下の効果があります。

図1.2 ISI Studioの画面例

Formatmanagerクライアントによる変換定義作成

インタフェース調整機能で使用するメッセージのフォーマット定義やフォーマット変換定義などを作成するために、Formatmanagerクライアントを提供します。

Formatmanagerクライアントでは、以下の操作ができます。

図1.3 FMクライアントの画面例


ISI運用管理コンソールによる運用管理

ISI運用管理コンソールは、Webブラウザを使用して、ISIを運用するための便利な操作を実現しています。
ISI運用管理コンソールでは、以下の操作ができます。

図1.4 ISI運用管理コンソールの画面例


Systemwalker SQC連携機能

ISIと連携する業務に影響が出ないよう、メッセージの処理量やキュー滞留数の異常を事前に察知しなければなりませんが、連携するメッセージの種類が多いほど、現在の状況を監視するだけで異常を察知するのは難しくなります。
ISI運用管理コンソールの機能に加え、さらに、Systemwalker SQCと連携することで数分前のメッセージ量と比較することができます。メッセージの急激な増加や滞留が、表やグラフでいち早く一目で確認できます。

図1.5 Systemwalker SQCコンソールの画面例


業務に応じたリソース調整機能

ISIがあらゆる業務からのメッセージを処理している場合、一部の業務からのメッセージが急激に増加すると、その他の業務の処理レスポンスまで低下してしまいます。例えばオンラインの業務とバッチの処理結果を連携する業務を1台のISIで運用している場合、バッチからの大量のデータが転送されたことにより、オンラインのレスポンスが低下するというケースが考えられます。
また、複数の業務と連携している場合、一部の業務の連携だけを停止したい場合でも、すべての業務を停止しなければなりません。
ISIは業務ごとに、サーバのリソースを独立することができるため、ほかの業務によってレスポンスが低下することを回避したり、運用を分離することができます。


CentraSite連携

CentraSiteは、サービスのインタフェース情報となる国際標準言語WSDLをサポートしています。
CentraSiteに登録されたWSDLは、ISI Studioを使ってサービスエンドポイント定義としてインポートできます。