Interstage AR Processing Serverを利用する上で、セキュリティリスクを下げるため以下の点を検討して下さい。
本製品ではWebViewにより、HTMLのレンダリング・JavaScript実行の機能を実現しています。WebViewはアクセスするコンテンツの特性によって、セキュリティ問題のリスクがあります。特に、JavaScriptの実行については、不正なコードを実行されることにより、端末の情報を取得される・端末を操作されるという被害が発生する恐れがあります。
Webアプリケーションは、インターネット上の自社管理サーバのコンテンツを表示するようにするようにします。
対策として、以下があげられます。
AR重畳表示アプリケーションを起動するURLは、アプリケーションから自社管理サーバのコンテンツURLを固定で設定する(システム利用者に任意指定させない)
AR重畳表示アプリケーションをダウンロードする通信プロトコルはHTTPSを利用する
例
AR重畳表示アプリケーションを呼び出す際のURL指定
//AR重畳表示アプリケーションAcitivityをintentに設定します。 String _package = "com.fujitsu.interstage.ar.mobileclient.android"; String _activity = "com.fujitsu.interstage.ar.mobileclient.android.base.web.ArWebMainActivity"; Intent intent = new Intent(); intent.setClassName(_package, _activity); // 1) 起動URLはアプリケーションから固定URLを設定する // 2) 通信プロトコルはHTTPSを利用する intent.putExtra("extraskey_widget_url", "https://www.fujitsu.com/index.html"); //Activityを起動します。 startActivity(intent);
内蔵ストレージにアプリケーションで利用するファイル(オフライン用リソース、オーサリングで撮影した写真、ログエクスポートしたログファイル)が格納されます。内蔵ストレージ領域はPCからUSB接続でファイル内容を参照可能です。アプリケーションがアンインストール時に削除を行いますが、それ以外は削除されません。端末にデータを残したくない場合は、ファイルエクスプローラ等からシステム利用者からの操作で削除を行なってください。