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Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

6.7.2 印刷量監査レポートの内容

印刷量監査レポートの出力内容は以下のとおりです。

分類

シート名

説明

概要シート

概要

監査月に対し、印刷コストを印刷用紙代・CO2排出量の観点で出力します。

詳細シート

印刷上限値超過状況

監査月に対し、印刷上限超過状況を出力します。

超過端末一覧

監査当月の印刷上限値を超過する端末一覧を表示します。

グループ別一覧

監査月に対し、グループ別で印刷量を出力します。

端末別一覧

監査月に対し、端末別で印刷量を出力します。

対象グループシート

対象グループ

レポートの監査対象のグループの情報を出力します。

生成したレポートファイルや印刷結果のレイアウトは、使用しているMicrosoft® Excelのバージョンやサービスパックによって異なる場合があります。
レポートに出力される各値については、特に断りがない限り表示桁数以下を四捨五入して表示します。またデータが存在しない場合は0と表示します。
レポートに出力される値のうち、年度の概念を含むものについては、監査月以降のデータは集計値に含まれません。またレポート上にも表示されません。

本レポートの説明にある、「年度(年度開始月)」「1ページあたりの印刷用紙代」「1ページあたりのCO2排出量」については、それぞれWebコンソールのログアナライザ動作設定[エコ監査設定]の「年度開始月設定」「1ページ(または1枚)あたりの用紙代」「1ページ(または1枚)あたりのCO2排出量」が使用されます。これらの値を変更する場合は、Webコンソールの設定を変更してください。詳細は“2.7.2.2.4 その他の条件を設定する”を参照してください。

概要シート:概要

(1) レポートタイトル

レポート出力ツールで指定したレポートタイトルが表示されます。

(2) 対象

管理の対象を表示します。常に「管理対象」と表示します。

(3) 対象PC台数

管理対象の全PC台数を表示します。

(4) 作成者名

レポート出力ツールで指定した作成者名が表示されます。

(5) 作成日

レポートを出力した日付が表示されます。

(6) 監査期間

レポート出力ツールで指定した監査期間が表示されます。

(7) 捺印欄

作成したファイルに捺印をするための領域です。必ず出力されます。

(8) 印刷用紙代の概算値と削減効果

当月・年度累計の印刷用紙代の概算値、前月・前年度と比較しての印刷用紙代、CO2排出量の増減分について表示します。

  • 当月の印刷用紙代の概算値の求め方
    印刷用紙代=印刷ページ数×1ページあたりの印刷用紙代

  • 当月のCO2排出量の概算値の求め方
    CO2排出量=印刷ページ数×1ページあたりのCO2排出量

  • 年度累計の印刷用紙代の概算値の求め方
    印刷用紙代=当年の年度開始月~監査月までの合計印刷ページ数×1ページあたりの印刷用紙代

  • 年度累計のCO2排出量の概算値の求め方
    CO2排出量=当年の年度開始月~監査月までの合計印刷ページ数×1ページあたりのCO2排出量

  • 「(※)累計期間」には、監査期間に対応した期間が表示されます。

  • 対前月比較は、以下のように算出しています。対前月比較は、値がマイナスの場合、改善傾向にあると判断します。

    印刷用紙代増減額=当月の印刷用紙代-前月の印刷用紙代

    CO2増減量=当月のCO2排出量-前月のCO2排出量

  • 対前年度比較は、以下のように算出しています。対前年度比較は、値がマイナスの場合、改善傾向にあると判断します。

    印刷用紙代増減額=当年の印刷用紙代年度累計(注)-前年の印刷用紙代年度累計(注)

    CO2増減量=当年のCO2排出量年度累計(注)-前年のCO2排出量年度累計(注)

    注) 対象年度の開始月~監査月までを対象

    「1ページあたりの印刷用紙代」「1ページあたりのCO2排出量」「年度開始月」について“2.7.2.2.4 その他の条件を設定する”を確認してください。

(9) 今年度の印刷量推移

今年度の印刷量(ページ)とPC台数(全体数、印刷上限値超過数)の推移をグラフ出力します。

  • 印刷量については前年度の印刷量データがあれば、あわせて表示します。

  • 横軸は年度固定(年度開始月~年度終了月)です。

(10) 印刷量の参考情報

以下のデータについて、前月と今月の情報を表示します。

  • 印刷量

  • 1台あたりの平均印刷量

  • 対象PC台数

  • 印刷上限値超過PC台数
    印刷上限値超過PCとは、“当月の印刷ページ数の合計が当月の印刷上限値を超過したPC”です。
    印刷上限値は「印刷監視動作設定」の設定によって求め方が異なります。求め方は以下の通りです。
    (印刷上限値は小数点以下を切り捨てます。)

    • 「印刷ページ数を集計する単位」が「日ごと」の端末

    • 印刷上限値= (端末の基準値) × 当月の日数(日)

    • 「印刷ページ数を集計する単位」が「週ごと」の端末

    • 印刷上限値= (端末の基準値 ÷ 7) × 当月の日数(日)

    • 「印刷ページ数を集計する単位」が「月ごと」の端末

    • 印刷上限値= (端末の基準値)

    端末の基準値の求め方:

    • [設定した印刷ページ数に達した時の動作]として「警告する」だけにチェックが入っている端末

      端末の基準値 = 「警告する」の設定ページ数

    • [設定した印刷ページ数に達した時の動作]として「警告する」と「印刷を禁止する」の両方にチェックが入っている端末

      端末の基準値 = 「印刷を禁止する」の設定ページ数

  • 前月からの印刷量の増減率(値がマイナスの場合、改善傾向にあると判断します。)

  • 前月からの印刷量の増減率とは、月内の実績が前月に対してどれだけ削減できたかを示す値です。以下の式で算出しています。

  • 増減率= (当月印刷量-前月印刷量)÷(前月印刷量)×100

  • 前月からの印刷量の増減率は、前月印刷量が0ページの場合は算出を行わずハイフン(-)が表示されます。

(11) 昨年との比較

印刷量について、前年度と今年度の実績、予測をグラフ表示します。

  • 予測値については、今年度の実績を月平均し、その月平均を残りの月数で掛けた値となります。

(12) ランキング

印刷量について、当月の1台あたりの平均印刷量が大きいグループからランキング表示します。またグラフ表示もします。

  • 前月のデータもある場合は、前月のデータもあわせて表示します。

  • 最大5グループまで表示されます。同一順位の場合でも6件以上は表示されません。

  • 対象グループが5グループより少ない場合は、空欄に対しハイフン(-)を表示します。

詳細シート:印刷上限値超過状況

(1) レポートタイトル

「印刷上限値超過状況」と表示されます。

(2) 対象PC台数(基準値設定PC)

本シートの対象となる、印刷監視動作設定がONのPC台数を表示します。

(3) 作成日

レポートを出力した日付が表示されます。

(4) 監査期間

レポート出力ツールで指定した監査期間が表示されます。

(5) 印刷上限値超過の参考情報

当月の印刷量、当月の印刷上限値、超過量が表示されます。

  • 当月の印刷量が印刷上限値を超過していない場合は、超過量には0と表示されます。

  • 超過量が1以上の場合は、赤太字で表示されます。

  • 印刷監視動作設定において、[警告する]または[印刷を禁止する]にチェックが入っているPCだけが集計対象となります。
    印刷監視動作設定については、“2.4.1.10 エコ監視”を参照してください。

(6) 印刷上限値超過端末の比率

端末について、「超過なし」、「超過あり」の2パターンで台数表示、および比率をグラフ表示します。

  • 印刷監視動作設定がONのPCだけ集計対象となります。

(7) 超過量別端末の比率

超過端末について、「1~基準1-1」、「基準1~基準2-1」、「基準2以上」の3パターンで台数表示、および比率をグラフ表示します。

  • 「基準1」、「基準2」は、ログアナライザの[動作設定]画面で設定する「監査の判定基準1」「監査の判定基準2」の値がそれぞれ対応します。

  • 印刷監視動作設定がONのPCだけ集計対象となります。

詳細シート:超過端末一覧

(1) レポートタイトル

「印刷量の監査レポート【印刷上限値超過端末一覧】」と表示されます。

(2) [▲]または[△]

端末の超過状態を示します。

▲:「基準2」ページ以上超過した端末を示します。

△:「基準1」~「基準2」-1ページ以上超過した端末を示します。

(3) No.

通し番号です。

(4) グループ名

グループ名です。

(5) コンピュータ名

コンピュータ名が表示されます。
コンピュータ名と名称が異なっていた場合、コンピュータ名(名称)の形式で表示されます。

(6) 当月の印刷量

当月の印刷量です。

(7) 当月の印刷上限値

当月の印刷上限値です。

(8) 超過量

超過量です。この値をキーに一覧を降順ソートします。赤太字で表示されます。

(9) 当月以降の印刷量目安

該当端末が当月の印刷上限値を年度単位で守る場合に、来月以降遵守する必要のある印刷量です。月ごと、週ごと、日ごとの3パターンで表示されます。
年度末となる月のレポートなど、年度の残日数や年度の残月数が0となる場合は算出を行わずハイフン(-)が表示されます。

  • それぞれの値は以下の計算式で算出しています。

    日ごと=(当月の印刷上限値×(年度の残月数+1)-当月の印刷量)÷(年度の残日数)

    週ごと=(当月の印刷上限値×(年度の残月数+1)-当月の印刷量)÷(年度の残日数)×7

    月ごと=(当月の印刷上限値×(年度の残月数+1)-当月の印刷量)÷(年度の残月数)

    少数点以下は切り捨てます。

当月の印刷量が当月の印刷上限値を大きく超過し、印刷上限値を年度単位で守れない端末については、値がマイナスで表示されます。

詳細シート:グループ別一覧

(1) レポートタイトル

「印刷量の監査レポート【グループ別一覧】」と表示されます。

(2) No.

通し番号です。

(3) グループ名

グループ名です。本項目をキーにソートし表示します。

(4) 当月の端末台数

当月の印刷台数を表示します。

(5) 当月の印刷量

当月の印刷量を表示します。

(6) 当月の1台あたりの平均印刷量

当月の1台あたりの平均印刷量を表示します。

(7) 当月の基準値設定端末台数

当月の端末台数のうち、印刷監視動作設定がONの端末台数を表示します。

(8) 当月の基準値設定端末の印刷量

当月の印刷量のうち、印刷監視動作設定がONの端末の印刷量を表示します。

(9) 当月の印刷上限値

当月の印刷監視動作設定がONの端末の印刷上限値です。

  • 所属端末の印刷監視動作設定が全てOFFのグループはハイフン(-)が表示されます。

詳細シート:端末別一覧

(1) レポートタイトル

「印刷量の監査レポート【端末別一覧】」と表示されます。

(2) No.

通し番号です。

(3) グループ名

グループ名です。本項目を第1優先キーとしてソートし表示します。

(4) コンピュータ名

コンピュータ名とユーザー名が表示されます。一覧は本項目を第2優先キーとしてソートし表示します。

(5) 当月の印刷量

当月の印刷量を表示します。

(6) 当月の印刷上限値

当月の印刷上限値

印刷監視動作設定がOFFの端末はハイフン(-)が表示されます。

対象グループシート:対象グループ

(1) レポートタイトル

「印刷量の監査レポート【対象グループ】」と表示されます。

(2) No.

通し番号です。

(3) グループ名

レポートの対象となるグループ名です。本項目をキーにソートし表示します。