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Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

6.3.1 情報漏洩分析レポートを出力する

手順は以下のとおりです。

  1. [レポート出力ツール]画面で、[情報漏洩分析]を選択します。
    →以下の画面が表示されます。

    • ユーザーID:ログインしているユーザーIDです。

    • 管理サーバ:レポート出力するログが格納されている管理サーバのIPアドレスまたはサーバ名です。

  2. 各タブの項目を設定します。
    各タブの設定内容は、[印刷]または[ファイル保存]を行った場合は、ログインしているユーザー固有の情報として、ログアナライザサーバに保存されます。次回起動時に、保存されている情報が表示されます。

    [基本情報]タブの設定

    以下の項目を設定します。

    入力項目

    内容

    [レポートタイトル]

    出力するレポートのタイトルを指定します(最大64バイト)。

    [作成者名]

    レポートの作成者を指定します(最大40バイト)。

    [分析期間]

    [日報]
    (初期値)

    日報の集計対象を指定します。ログインした日の前日がデフォルトで設定されます。

    [週報]

    週報の集計対象となる1週間の開始日を指定します。過去直近の週報期間の開始日がデフォルトで設定されます。
    開始日のプルダウンメニューには、Desktop Keeper メインメニューのログアナライザの[動作設定]タブの[週報開始曜日設定]で設定した曜日と対応する日が表示されます。

    [月報]

    月報の集計対象となる月度を指定します。過去直近の月報期間の開始日がデフォルトで設定されます。
    表示される日付は、Desktop Keeper メインメニューのログアナライザの[動作設定]タブの[月報開始日設定]で設定した値です。

    [指標値]

    [前回との差分しきい値]

    情報漏洩リスクの目安となる指標値が、前回のレポート出力時からどの程度変化した場合に、悪化または改善と判断するかを“1~99”パーセントの範囲で指定します。
    初期値は10パーセントです。

    [長期的な差分しきい値]

    情報漏洩リスクの目安となる指標値が、10回前のレポート出力による診断時からどの程度変化した場合に、悪化または改善と判断するかを“1~99”パーセントの範囲で指定します。
    初期値は5パーセントです。

    [オプション]タブの設定

    以下の項目を設定します。

    [基本集計情報]

    レポートに出力するランキング項目を選択します。
    必ず1つ以上の項目を選択してください。デフォルトでは、すべての項目がチェックされています。

    項目名

    説明

    [グループ別ランキング]

    グループ単位で集計済みの結果を、件数の多い順にランキング表示します。

    [端末別ランキング]

    端末単位で集計済みの結果を、件数の多い順にランキング表示します。

    [ユーザー別ランキング]

    ユーザー名単位で集計済みの結果を、件数の多い順にランキング表示します。異なる端末上であっても、ユーザー名で同じあれば同一ユーザーとして扱います。

    [端末+ユーザー別ランキング]

    端末+ユーザー名の単位で集計済みの結果を、件数の多い順にランキング表示します。ユーザー名が同じ場合においても、端末が異なれば、別扱いにします。

    [表示ランキング数]

    1~99の範囲で入力します。初期値は、“5”です。
    同順位があり、表示するデータ数が設定値を超える場合は、最大30まで表示します。

    [ログ情報]タブの設定

    以下の項目を設定します。

    [ログ情報]

    ランキングの集計で使用されたログを出力する場合に選択します。デフォルトでは、すべての項目がチェックされていません。
    情報漏洩分析レポートとは別ファイルで、CSV形式で出力されます。

    項目名

    説明

    [表示順]

    ログの表示順を以下のどちらかから選択します。
    ・操作日時順
    ・グループ+端末+ユーザー順
    初期値は、操作日時順です。

    [ファイル持出しログ]

    ファイル持出しログを別ファイルとして出力します。

    [ファイル操作ログ]

    ファイル操作ログを別ファイルとして出力します。

    [印刷操作ログ]

    印刷操作ログを別ファイルとして出力します。

    [宛先別メール送信ログ]

    宛先別メール送信ログを別ファイルとして出力します。

    [FTP操作(アップロード)ログ]

    FTP操作(アップロード)ログを別ファイルとして出力します。

    [Web操作(アップロード)ログ]

    Web操作(アップロード)ログを別ファイルとして出力します。

    [対象グループ]タブの設定

    以下の項目を設定します。

    項目名

    説明

    [対象グループのレポート出力]
    [対象グループ一覧をレポート出力する]

    • チェックする場合:[対象グループ一覧]をレポートに出力します。

    • チェックしない場合(初期値):[対象グループ一覧]をレポートに出力しません。

    [対象グループ一覧]

    ログの分析対象である、部門とその配下の部門すべてが、レポートに出力されます。
    部門名は、“/”区切りでルートからのフルパスで表示されます。
    例:開発部/第三開発課

    タイトルの横には対象部門の総数が表示されます。

  3. [印刷]または[ファイル保存]ボタンをクリックします。

    注意

    レポート出力中は、Microsoft® Excelを操作しないでください

    レポート出力中は、Microsoft® Excelファイルの[新規作成]や[開く]操作を行わないでください。レポート出力が正常に行われない場合があります。

    また、レポート出力前に、Microsoft® Excelが正しく起動することを確認してください。Microsoft® Excelが正しく起動しない場合は、レポート出力処理が長時間たっても終了しないなど、不具合が発生するときがあります。

    【[印刷]ボタンをクリックした場合】

    生成したレポートや、ランキングの集計で使用されたログを、印刷します。

    [印刷]画面が表示されるので、プリンタへの印刷設定を行い、レポートを印刷します。

    ポイント

    印刷ダイアログがレポート出力ツールの後ろに隠れている場合があります

    長時間たっても印刷ダイアログが表示されない場合は、印刷ダイアログがレポート出力ツールの後ろに隠れている可能性があります。

    【[ファイル保存]ボタンをクリックした場合】

    生成したレポートや、ランキングの集計で使用されたログを、ファイルに保存します。

    注意

    出力したレポートは、安全なところに保存してください

    出力したレポートには、個人情報やシステム構成情報が含まれる場合があります。ファイルの保存先は、十分なセキュリティ対策が施されたフォルダを指定してください。

    例: フォルダのアクセス権を、管理者以外のユーザーが参照できないように設定する

    保存画面が表示されるので、保存先を指定して、[保存]ボタンをクリックします。

    各ファイルは、以下の名称で保存されます。

    【レポートファイル】
    デフォルト名:Leak_[分析期間]_[分析期間開始年月日].xls
    (同名ファイルが存在する場合は、上書き確認ダイアログが表示されます。)

    • 分析期間
      日報:daily
      週報:weekly
      月報:monthly

    • 分析期間開始年月日:YYYYMMDD([基本情報]タブの[分析期間]で設定した日付)

    【ログのCSVファイル】

    ログ種別

    CSVファイル名

    ファイル持出し

    Leak_Log_Filebringout_YYYYMMDD.csv

    ファイル操作

    Leak_Log_Fileaccess_YYYYMMDD.csv

    印刷操作

    Leak_Log_Print_YYYYMMDD.csv

    宛先別メール送信

    Leak_Log_Mailsend_YYYYMMDD.csv

    FTP操作(アップロード)

    Leak_Log_FTPOperation_YYYYMMDD.csv

    Web操作(アップロード)

    Leak_Log_WebOperation_YYYYMMDD.csv

    同名ファイルが存在する場合は、ファイル名の末尾に()付きの数字が添付されます。
    例:Leak_Log_Filebringout_YYYYMMDD(2).csv
    以降(3),(4)と続きます。

    注意

    UNICODE文字はInternet Explorer®で確認してください

    ログデータにShift JISに対応する字形を持たないUNICODE文字(JIS2004を含みます)が使用されていた場合、CSVファイルではHTMLエスケープ形式で表示されます。
    JIS2004を含むUNICODE文字の字形は、Internet Explorer®で以下のHTMLファイルを開いて確認してください。

    • ファイルの場所:レポートファイルの保存先フォルダ配下のHTMLフォルダ

    • ファイル名:CSVファイルと同名(拡張子は“.html”)

    このHTMLファイルには、CSVファイルに出力されているログデータと同じ内容が表示されます。