内蔵ディスクでもOSがリムーバブルドライブと判断した場合、ローカルドライブではなくリムーバブルドライブとしてログが採取され、禁止動作も行われます。
Windows Server® 2008、Windows Server® 2012でマルチログオン利用時の場合、メール送信時宛先確認画面、メール添付禁止画面は表示されません。このとき、メール送信時の動作は以下のようになります。
宛先が除外ドメインのアドレスだけのメールについては従来からメッセージを表示せずに送信するため、変更ありません。
宛先に除外ドメイン以外のアドレスが含まれるメールについては、メール添付禁止の判定を実施します。メール添付禁止の判定結果によって、以下の動作となります。
禁止ファイルが添付されていた場合、メール添付禁止画面を表示せずに送信を中止します。
禁止ファイルが添付されていない場合、宛先確認画面を表示せずにそのまま送信します。
複数のユーザーが同時に使用している場合、プロセス制御、サービス制御時に表示されるメッセージは特定のユーザーにだけ表示されます。以下に、表示される条件を示します。
ローカルログオンしているユーザーがいれば、そのユーザーに表示
ローカルログオンしているユーザーがいなければ、リモートログオンしているユーザーのうち1人だけに表示
複数のユーザーが同時に使用しているときのポリシー状態は、以下のとおりです。
Citrix XenApp監視機能については、ユーザーポリシーは適用されないため、“CTポリシーで動作”となります。スマートデバイス(Android端末およびiOS端末)では、個人利用となるため、“CTポリシーで動作”となります。
なお、「複数のユーザーが同時に使用」とは、アクティブなユーザーが2人以上ログオンしている状態のことを指します。例えば、ローカルログオンのユーザーとリモートログオンのユーザーが同時にログオンしている状態や、リモートログオンのユーザーが2人以上同時にログオンしている状態などです。ローカルログオンのユーザーがユーザーの切り替えで複数ログオンしている状態は、アクティブなユーザーは1人だけのため、「複数のユーザーが同時に使用」の状態ではありません。
機能 | 有効になるポリシー | |
---|---|---|
ログ | アプリケーション起動/終了 | ユーザーポリシーで動作 |
ウィンドウタイトル取得 | ユーザーポリシーで動作 | |
メール送信 | CTポリシーで動作 | |
メール送信中止 | CTポリシーで動作 | |
コマンドプロンプト操作 | ユーザーポリシーで動作 | |
デバイス構成変更 | (注1) | |
印刷操作 | ユーザーポリシーで動作 | |
ファイル持出し | ユーザーポリシーで動作 | |
PrintScreenキー操作 | ユーザーポリシーで動作 | |
Web操作 | ユーザーポリシーで動作 | |
FTP操作 | ユーザーポリシーで動作 | |
ファイル操作 | CTポリシーで動作 | |
ログオン/ログオフ | CTポリシーで動作 | |
クリップボード操作 | ユーザーポリシーで動作 | |
連携アプリケーション | ユーザーポリシーで動作 | |
Webアクセスログ(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
SDカードマウント/アンマウントログ(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
SIMカードマウント/アンマウントログ(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
Wi-Fi接続ログ(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
Bluetooth接続ログ(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
電話発着信ログ(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
アプリケーション使用ログ(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
アプリケーション構成変更ログ(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
禁止機能 | アプリケーション起動禁止 | ユーザーポリシーで動作 |
印刷禁止 | ユーザーポリシーで動作 | |
PrintScreenキー禁止 | ユーザーポリシーで動作 | |
ログオン禁止 | CTポリシーで動作 | |
メール添付禁止 | CTポリシーで動作 | |
ファイル持出し禁止 | (注2) | |
ファイル読み込み禁止 | (注2) | |
URLアクセス禁止 | ユーザーポリシーで動作 | |
FTPサーバ接続禁止 | ユーザーポリシーで動作 | |
Webダウンロード禁止 | ユーザーポリシーで動作 | |
Webアップロード禁止 | ユーザーポリシーで動作 | |
クリップボード操作禁止 | ユーザーポリシーで動作 | |
Wi-Fiアクセス禁止(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
Bluetooth接続禁止(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
アプリケーション使用禁止(Android端末) | CTポリシーで動作 | |
デバイスの機能の使用(iOS端末) | CTポリシーで動作 | |
アプリケーションの使用(iOS端末) | CTポリシーで動作 | |
iCloudの使用(iOS端末) | CTポリシーで動作 | |
セキュリティとプライバシーの設定(iOS端末) | CTポリシーで動作 | |
コンテンツレーティングの設定(iOS端末) | CTポリシーで動作 |
注1) デバイス構成変更ログは、[ファイル持出し禁止 - USBデバイス個体識別機能 - 詳細設定]画面の設定内容によって、ポリシー状態が変わります。
CTポリシーで動作する場合
[管理サーバに登録されている全てのUSBの使用の許可]が[しない]の場合
ユーザーポリシーで動作する場合
[管理サーバに登録されている全てのUSBの使用の許可]が[する]の場合
注2) ファイル持出し禁止/ファイル読み込み禁止は、[ファイル持出し・読み込み]のポリシーの設定内容によって、ポリシー状態が変わります。
CTポリシーで動作する場合
[ファイル持出しユーティリティを使用しての持出し]が[不可]の場合
[ファイル持出し禁止 - USBデバイス個体識別機能 - 詳細設定]画面の[管理サーバに登録されている全てのUSBの許可]が[する]の場合
ユーザーポリシーで動作する場合
[ファイル持出しユーティリティを使用しての持出し]が[可]で、[ファイル持出し禁止 - USBデバイス個体識別機能 - 詳細設定]画面の[アクセス設定]が以下の設定の場合
・[読み書きともファイル持出しユーティリティに限定]をチェックしている場合
・[書き込みはファイル持出しユーティリティに限定]をチェックしている場合
[ファイル持出し禁止 - USBデバイス個体識別機能 - 詳細設定]画面の[管理サーバに登録されている全てのUSBの許可]が[しない]の場合
CTポリシーとユーザーポリシー両方で動作する場合
ユーザーポリシーの設定
[ファイル持出しユーティリティを使用しての持出し]が[可]で、[ファイル持出し禁止 - USBデバイス個体識別機能 - 詳細設定]画面の[管理サーバに登録されている全てのUSBの許可]が[する]の場合
上記ポリシーの場合、持出しユーティリティの動作は起動可否をユーザーポリシーで判定し、実際の持出し判定をCTポリシーで行います。
例:CTポリシーでリムーバブルメディアに対して持出しが禁止されている場合、持出しユーティリティを起動することができますが、CTポリシーで持出が禁止されているため、ファイルを持出すことができません。
クライアント(CT)のOSがWindows Vista®、Windows Server® 2008、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2012で、コマンドプロンプトや持出しユーティリティを管理者として実行した場合、「要求されたリソースは使用中です」のメッセージが出力され、起動できないことがあります。この場合は、しばらくたってから起動するようにしてください。
Webコンソール使用中は、ブラウザの[戻る]ボタンを使用しないでください。使用すると、エラーや正常に表示できない可能性があります。
同じユーザーIDでWindowsに同時にログオンできる設定を行わないでください。 ログが区別できなくなります。
クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)(Android)から同じログが重複して送信され、管理サーバに格納される場合があります。このとき、ログビューアでは同じログが複数件表示されます。
以下のOSで、ビルトインAdministratorアカウントでログインした場合、Webコンソールは、DesktopアプリケーションのInternet Explorer®を使用してください。WindowsストアアプリのInternet Explorer®は対応していません。
Windows® 8 Pro
Windows® 8 Enterprise
Windows® 8.1 Pro
Windows® 8.1 Enterprise
Microsoft® Windows Server® 2012 Datacenter
Microsoft® Windows Server® 2012 Standard
Microsoft® Windows Server® 2012 Essentials
Microsoft® Windows Server® 2012 Foundation
Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Datacenter
Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Standard
Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Essentials
Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Foundation
管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間の通信は暗号化されます。
そのため、V14.3.1以前の通信暗号化の修正を適用していないクライアント(CT)との通信など、暗号化されていない通信については一部制限されます。以下の通信は行えません。
V15.0.0以降の管理サーバ/統合管理サーバからV14.3.1以前(通信暗号化修正未適用)のクライアント(CT)に対するポリシーの即時送信
V15.0.0以降の管理サーバ/統合管理サーバからV14.3.1以前(通信暗号化修正未適用)のクライアント(CT)に対するリモート資料採取
V15.0.0以降の管理サーバ/統合管理サーバからV14.3.1以前(通信暗号化修正未適用)のクライアント(CT)に対するCTデバッグトレースの設定
V15.0.0以降の管理サーバ/統合管理サーバからV14.3.1以前(通信暗号化修正未適用)のクライアント(CT)に対するサービス一覧取得/サービス制御
V15.0.0以降の管理サーバ/統合管理サーバからV14.3.1以前(通信暗号化修正未適用)のクライアント(CT)に対するプロセス一覧取得/プロセス制御
V12.0以前(通信暗号化修正未適用)のクライアント(CT)からV15.0.0以降の管理サーバ/統合管理サーバに対するCT登録
V12.0以前(通信暗号化修正未適用)のクライアント(CT)からV15.0.0以降の管理サーバ/統合管理サーバに対するポリシー取得要求
Microsoftアカウントでログオンした場合、ログのユーザー名およびドメイン名には、Microsoftアカウントの情報が格納されます。
例えば、Microsoftアカウントが「fujitsu.tarou@example.com」の場合、ユーザー名には「fujitsu.tarou」、ドメイン名には「example.com」が表示されます。
ただし、従来のアカウントからMicrosoftアカウントに切り替えた場合、OSを再起動するまでは、ログのユーザー名およびドメイン名に従来のアカウントの情報が格納されることがあります。
クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)で設定できるポリシーについて
管理コンソール上で、クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)にポリシーを設定する場合、画面上ではすべてのポリシーを設定できるようになっていますが、以下のとおり、デバイスにより設定が有効となるポリシーが異なります。そのデバイスに対して有効でないポリシーを管理コンソールで設定した場合、設定した記録機能または禁止機能は動作しません。
Citrix XenApp監視機能については、ユーザーポリシーは適用できません。CTポリシーだけ適用できます。
ポリシー | デバイス | |||
---|---|---|---|---|
クライアント(CT) | スマートデバイス (エージェント)(Android) | スマートデバイス (エージェント)(iOS) | ||
ログ | アプリケーション起動 | ○ | - | - |
アプリケーション終了 | ○ | - | - | |
ウィンドウタイトル取得 | ○ | - | - | |
メール送信/メール送信中止 | ○ | - | - | |
コマンドプロンプト操作 | ○ | - | - | |
デバイス構成変更 | ○ | - | - | |
印刷操作 | ○ | - | - | |
ファイル持出し | ○ | - | - | |
PrintScreenキー操作 | ○ | - | - | |
Web操作 | ○ | - | - | |
FTP操作 | ○ | - | - | |
ファイル操作 | ○ | - | - | |
ログオン/ログオフ | ○ | - | - | |
クリップボード操作 | ○ | - | - | |
連携アプリケーション | ○ | - | - | |
Webアクセス | - | ○ | - | |
SDカードマウント/アンマウント | - | ○ | - | |
SIMカードマウント/アンマウント | - | ○ | - | |
Wi-Fi接続 | - | ○ | - | |
Bluetooth接続 | - | ○ | - | |
電話発着信 | - | ○ | - | |
アプリケーション使用 | - | ○ | - | |
アプリケーション構成変更 | - | ○ | - | |
禁止機能 | ファイルアクセス制御 | ○ | - | - |
アプリケーション起動禁止 | ○ | - | - | |
印刷禁止 | ○ | - | - | |
PrintScreenキー禁止 | ○ | - | - | |
ログオン禁止 | ○ | - | - | |
メール添付禁止 | ○ | - | - | |
URLアクセス禁止 | ○ | - | - | |
FTP操作禁止 | ○ | - | - | |
Web操作禁止 | ○ | - | - | |
クリップボード操作禁止 | ○ | - | - | |
Wi-Fi接続禁止 | - | ○ | - | |
Bluetooth接続禁止 | - | ○ | - | |
アプリケーション使用禁止 | - | ○ | - | |
デバイスの機能の使用 | - | - | ○ | |
アプリケーションの使用 | - | - | ○ | |
iCloud の使用 | - | - | ○ | |
セキュリティとプライバシーの設定 | - | - | ○ | |
コンテンツレーティングの設定 | - | - | ○ |
○:管理コンソールでポリシーとして設定した場合、記録機能および禁止機能が動作します。
-:管理コンソールでポリシーとして設定しても、記録機能および禁止機能は動作しません。
Systemwalker Desktop Keeperで扱う文字コードについて
Systemwalker Desktop Keeperで扱える文字コードは、以下の2種類です。これら以外の文字コードは、「?」に変換されます。
Shift JIS
正しく表示されます。
UNICODE
正しく表示できる場合と、「?」やエスケープした表現(例えば、“ꪪ”という表現で、AAAA部分は4ケタまたは5ケタの16進コードです)に変換される場合とがあります。
クライアント(CT)またはスマートデバイス(エージェント)を使用して採取された操作ログ、禁止ログにUNICODE文字が含まれていた場合、全角1文字のUNICODE文字が、エスケープ化された表現(例えば、“ꪪ”という表現で、AAAA部分は4ケタまたは5ケタの16進コードです)に変換して記録されます。そのため、ログとして記録可能な文字数が短くなります。エスケープ化された表現で記録した文字は、ログビューアでは、UNICODE文字として表示されます。
なお、記録するログについて、エスケープ化された表現で記録する項目と、UNICODE文字を?のまま記録する項目があります。
採取されるログの種類 | 記録されている項目 | ログの記録パターン | |
---|---|---|---|
共通 | - | ユーザー名 | A |
- | ドメイン名 | A | |
操作ログ | アプリケーション起動ログ | アプリケーション名 | B |
アプリケーション終了ログ | アプリケーション名 | B | |
ウィンドウタイトル取得ログ | ウィンドウタイトル名 | A | |
アプリケーション名 | B | ||
URL情報 | A | ||
メール送信ログ | 全体 | A | |
メール送信中止ログ | メールアドレス | A | |
メールのタイトル | A | ||
送信元アドレス | A | ||
送信先アドレス(To、Cc、Bccの情報) | A | ||
添付ファイル名 | A | ||
デバイス構成変更ログ | ドライブレター | - | |
ボリューム名 | B | ||
デバイス名 | B | ||
内部シリアル番号 | B | ||
印刷操作ログ | ドキュメント名 | A | |
プリンタ名 | A | ||
ファイル持出しログ | × | ||
PrintScreenキー操作ログ | - | ||
Web操作ログ | Webページを表示したアプリケーション名 | B | |
アクセス先のURL文字列 | - | ||
ファイル名 | A | ||
FTP操作ログ | FTPクライアントプログラム名 | B | |
FTPサーバのIPアドレス | - | ||
ファイル名 | A | ||
ファイル操作ログ | ファイル名 | A | |
アプリケーション名 | B | ||
ログオン/ログオフログ | - | ||
クリップボード操作ログ | テキストデータの内容 | A | |
ファイルパス | A | ||
連携アプリケーションログ | 全体 | B | |
コマンドプロンプト操作ログ | 実体ログ | B | |
設定変更ログ | B | ||
Wi-Fi接続ログ | SSID | B | |
BSSID | - | ||
Bluetooth接続ログ | デバイス名 | B | |
デバイス種別 | B | ||
MACアドレス | - | ||
アプリケーション使用ログ | ウインドウタイトル | B | |
アプリケーション名 | B | ||
Webアクセスログ | ウインドウタイトル | B | |
アクセス先のURL文字列 | B | ||
訪問回数 | - | ||
SDカードマウント/アンマウントログ | 全体容量 | - | |
使用容量 | - | ||
SIMカードマウント/アンマウントログ | シリアル番号 | - | |
電話発着信ログ | 電話番号 | - | |
相手氏名 | B | ||
通話時間 | - | ||
アプリケーション構成変更ログ | パッケージ名 | B | |
アプリケーション名 (インストール時だけ) | B | ||
禁止ログ | アプリケーション起動禁止ログ | アプリケーション名 | × |
メール添付禁止ログ | ファイル名 | A | |
アプリケーション名 | A | ||
印刷禁止ログ | ファイル名 | A | |
アプリケーション名 | A | ||
ログオン禁止ログ | ユーザー名 | A | |
PrintScreenキー禁止ログ | - | ||
Web操作禁止ログ | Webページを表示したアプリケーション名 | B | |
アクセス先のURL文字列 | - | ||
FTP操作禁止ログ | FTPクライアントプログラム名 | B | |
FTPサーバのIPアドレス | - | ||
クリップボード禁止ログ | テキストデータの内容 | A | |
ファイルパス | A | ||
Wi-Fi接続禁止 | SSID | B | |
BSSID | - | ||
Bluetooth接続禁止 | デバイス名 | B | |
デバイス種別 | B | ||
MACアドレス | - | ||
アプリケーション使用禁止 | パッケージ名 | B |
A:UNICODE文字をエスケープした表現に変換して記録します。
B:UNICODE文字を「?」記号で記録します。
-:文字の記録はありません。
×:UNICODE文字は入力できません。このため、UNICODE文字を含む該当項目の禁止や、ログの採取はできません(ポリシーとして設定できません)
?で記録された文字は、ログビューアはそのまま?で表示します。
持出しユーティリティの操作では、UNICODE文字の入力、表示はできません。
持出しユーティリティの持出し元のファイルまたはフォルダの指定で、持出すファイルまたはフォルダの上位階層のフォルダ名にUNICODE文字が含まれる場合、持出し元ファイルまたはフォルダとして指定できません。
管理コンソールでの操作は、UNICODE文字の入力、表示はできません。
管理コンソールで、クライアント(CT)のプロセス情報取得時に、プロセス名にUNICODE文字が含まれていた場合、その文字は「?」記号に変換されます。「?」記号で表示されたプロセス名を選択してプロセス停止操作を行った場合、それらがUNICODE文字で表示されたときに異なるプロセス名であったとしても、管理コンソール画面上で同じ名前として表示されているプロセスは、すべて停止します。
管理コンソール([端末初期設定]画面)での設定項目 | 項目 | UNICODE文字の扱い |
---|---|---|
ファイル持出し・読み込み | - | |
印刷・PrintScreen | 印刷許可アプリケーションEXE名 | × |
PrintScreenキー無効化 | - | |
ログオン | - | |
アプリケーション | 起動禁止アプリケーションEXE名 | × |
ファイル操作 | プロセスEXE名 | × |
フォルダ名 | × | |
拡張子 | 拡張子名 | × |
メール添付 | 拡張子名 | × |
ドメイン名 | × | |
ウィンドウタイトルフィルタ | 重複ログフィルタ設定 | A |
キーワード | A | |
プロセスEXE名 | × | |
ウィンドウタイトル画面キャプチャ | キーワード | A |
プロセスEXE名 | × | |
エコ監視 | - | |
クリップボード | - | |
インターネット | URL文字列 | × |
FTPサーバ接続 | - | |
Webアップロード・ダウンロード | URL文字列 | × |
ログ送信 | - | |
Wi-Fi接続 | Wi-Fiアクセスポイント名 | × |
Bluetooth接続 | Bluetooth機器名 | × |
アプリケーション(Android) | 登録パッケージ名 | × |
A:UNICODE文字をエスケープ化した表現に変換して表示します。
B:UNICODE文字を「?」記号で表示します。
-:画面から文字を入力してポリシーを設定する項目はないため、影響ありません。
×:UNICODE文字は入力できません。このため、UNICODE文字を含む該当項目の禁止や、ログの採取はできません。ポリシーとして設定できません。
ログビューアでの操作は、UNICODE文字の入力はできません。
採取したログを表示する場合の、UNICODE文字の対応について以下に示します。
「記録されている項目」とは、ログビューアのログ一覧の[内容]欄に表示される項目を意味しています。
採取されるログの種類 | 記録されている項目 | UNICODE文字の扱い | ||
---|---|---|---|---|
CSVファイル | Webコンソール | |||
共通 | - | ユーザー名 | A | C |
- | ドメイン名 | A | C | |
操作ログ | アプリケーション起動ログ | アプリケーション名 | B | B |
アプリケーション終了ログ | アプリケーション名 | B | B | |
ウィンドウタイトル取得ログ | ウィンドウタイトル名 | A | C | |
アプリケーション名 | B | B | ||
URL情報 | A | C | ||
メール送信ログ | 全体 | A | C | |
メール送信中止ログ | メールアドレス | A | C | |
メールのタイトル | A | C | ||
送信元アドレス | A | C | ||
送信先アドレス(To、Cc、Bccの情報) | A | C | ||
添付ファイル名 | A | C | ||
デバイス構成変更ログ | ドライブレター | - | - | |
ボリューム名 | B | B | ||
デバイス名 | B | B | ||
内部シリアル番号 | B | B | ||
印刷操作ログ | ドキュメント名 | A | C | |
プリンタ名 | A | C | ||
ファイル持出しログ | × | × | ||
PrintScreenキー操作ログ | - | - | ||
Web操作ログ | Webページを表示したアプリケーション名 | B | B | |
アクセス先のURL文字列 | × | × | ||
ファイル名 | A | C | ||
FTP操作ログ | FTPクライアントプログラム名 | B | B | |
FTPサーバのIPアドレス | × | × | ||
ファイル名 | A | C | ||
ファイル操作ログ | ファイル名 | A | C | |
アプリケーション名 | B | B | ||
クリップボード操作ログ | テキストデータの内容 | A | A | |
ファイルパス | A | A | ||
ログオン/ログオフログ | - | - | ||
連携アプリケーションログ | 全体 | B | B | |
コマンドプロンプト操作ログ | 実体ログ | B | B | |
設定変更ログ | B | B | ||
Wi-Fi接続ログ | SSID | B | B | |
BSSID | B | B | ||
Bluetooth接続ログ | デバイス名 | B | B | |
デバイス種別 | B | B | ||
MACアドレス | B | B | ||
アプリケーション使用ログ | ウィンドウタイトル | B | B | |
アプリケーション名 | B | B | ||
Webアクセスログ | ウィンドウタイトル | B | B | |
アクセス先URL | B | B | ||
訪問回数 | B | B | ||
SDカードマウント/アンマウントログ | 全体容量 | B | B | |
使用容量 | ||||
SIMカードマウント/アンマウントログ | シリアル番号 | B | B | |
電話発着信ログ | 電話番号 | B | B | |
相手氏名 | B | B | ||
通話時間 | B | B | ||
アプリケーション構成変更ログ | パッケージ名 | B | B | |
アプリケーション名 | B | B | ||
禁止ログ | アプリケーション起動禁止ログ | アプリケーション名 | × | × |
メール添付禁止ログ | ファイル名 | A | C | |
アプリケーション名 | A | C | ||
印刷禁止ログ | ファイル名 | A | C | |
アプリケーション名 | A | C | ||
ログオン禁止ログ | ユーザー名 | A | C | |
PrintScreenキー禁止ログ | - | - | ||
Web操作禁止ログ | Webページを表示したアプリケーション名 | B | B | |
アクセス先のURL文字列 | × | × | ||
FTP操作禁止ログ | FTPクライアントプログラム名 | B | B | |
FTPサーバのIPアドレス | × | × | ||
クリップボード操作禁止ログ | テキストデータの内容 | A | A | |
ファイルパス | A | A | ||
Wi-Fi接続禁止 | SSID | B | B | |
BSSID | B | B | ||
Bluetooth接続禁止 | デバイス名 | B | B | |
デバイス種別 | B | B | ||
MACアドレス | B | B | ||
アプリケーション使用禁止 | パッケージ名 | B | B |
A:UNICODE文字をエスケープした表現に変換して表示します。
B:UNICODE文字を「?」記号で表示します。
C:UNICODE文字で表示します。
-:該当する項目には固定値が表示されます。
×:UNICODE文字は扱えません。
「ファイル持出しログ」については、UNICODE文字を含むファイルの、持出し画面への登録はできません。
「アプリケーション起動禁止ログ」については、UNICODE文字を含むアプリケーション名は禁止できないため、ログは採取できません。
Webでログビューアを参照するPCのOSによって、状況が異なります。
UNICODE文字をJIS2004フォントで表示する場合またはJIS2004固有の文字を表示する場合、マイクロソフト社のホームページからJIS2004対応フォントパッケージをインストールする必要があります。インストールしていない場合は、正常にUNICODE文字が表示されません。
その他のOSではインストールの必要はありません。
サーバ設定ツールなどのサーバ系のツールや、Systemwalker Desktop Keeperが提供するコマンドでは、UNICODE文字の入力、表示はできません。
Active Directory連携コマンドでは、UNICODE文字を含むユーザーや組織情報は、取り込みません。
Systemwalker Desktop Patrol構成情報取り込みコマンド、管理コンソールのDesktop Patrol連携機能では、UNICODE文字を含むデータファイルを使用できません。
以下に示す管理サーバのツールやコマンドを実行すると、管理者権限がないと判断されるため、起動できません。
運用環境保守ウィザード(環境構築・削除)
運用環境保守ウィザード(情報表示・再構築)
サーバ設定ツール
バックアップツール
リストアツール
Active Directoryとの連携コマンド
Systemwalker Desktop Patrol構成情報取り込みコマンド
旧版データベースの変換コマンド
データ移行コマンド
ファイル操作ログ取得除外フォルダとして指定する[インターネット一時ファイルのフォルダ]および[Tempフォルダ]は有効とならず、ファイル操作ログが採取されます。
ユーザーポリシーは、UNICODE文字に対応していないため、ユーザーポリシーが適用されていない状態でクライアント(CT)が動作します。
持出しユーティリティを使用してDVD/CDメディアへの暗号化持出しは、できません。
Systemwalker Desktop Keeperインストール後のOSアップデートについて
Windows® 8.1にアップデートした場合は、一時的にCD/DVDへの書き込みができません。
この事象が発生した場合は、一度、OSの再起動を実施してください。