Systemwalker Desktop Keeper のCitrix XenApp監視機能を、インストールする方法について説明します。
旧版のCitrix Presentation Server監視機能がインストールされた状態で、V15.0.0のCitrix XenApp監視機能をインストールする場合は“第4章 バージョンアップ”を参照してください。
“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“ポート番号一覧”を参照して、使用するポート番号を確認してください。
Citrix XenAppにて、公開アプリケーションから正常にログオフした後にアクティブ状態のセッションが残る場合があります。Citrix XenApp監視機能の導入時に、以下の記事内の対処を行なってください。
http://support.citrix.com/article/CTX102282
なお、追加するプロセスのファイル名は以下のものを指定してください。
fsw11eja.exe,fsw21ej0.exe,fsw21ej6.exe
Citrix XenApp ServerにCitrix XenApp監視機能をインストールする手順は以下のとおりです。なお、動作環境については“Systemwalker Desktop Keeper 解説書”を参照してください。
Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了します。
Systemwalker Desktop KeeperのDVD-ROMをPCにセットすると、インストーラ画面が表示されます。
[Citrix XenApp監視 インストール]を選択します。
インストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
[Citrix XenApp監視 セットアップへようこそ]画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックします。
Citrix XenApp監視機能の[インストール先の選択]画面が表示されます。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックします。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックします。
注意
圧縮や暗号の対象外にしてください
Citrix XenApp監視機能のインストール先フォルダを圧縮または暗号化の対象とした場合、プログラム動作に影響がでる可能性があるので、圧縮や暗号の設定を行わないでください。
ログファイル格納先を設定する[インストール先の選択]画面が表示されます。
表示されている格納先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックします。
表示されている格納先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックします。
ログファイルを格納するフォルダのパスには、Windowsのシステムドライブ配下のフォルダを設定してください。(CドライブにOSをインストールした場合は、Cドライブがシステムドライブになります)
注意
持出し禁止ドライブを指定しないでください
ログが失われる恐れがあるため、ログファイルの格納先には、持出し禁止ドライブを指定しないでください。
[サーバ情報の入力]画面が表示されるので、接続するサーバの情報を設定して、[次へ]ボタンをクリックします。
[接続する(統合)管理サーバのIPアドレス]:接続する(統合)管理サーバのIPアドレスを入力します。
Citrix XenApp Serverを複数台で運用している環境では、すべてのCitrix XenApp Serverにおいて、[接続する(統合)管理サーバのIPアドレス]を統一してください。IPアドレスはIPv4形式およびIPv6形式のどちらも入力できます。
[代替管理サーバのIPアドレス]:接続する(統合)管理サーバの異常時に、ユーザーポリシーを照会する代替管理サーバのIPアドレスを入力します。
代替管理サーバのIPアドレスは省略可能です。また、本機能は、以下の条件にすべてあてはまる場合に有効になります。IPアドレスはIPv4形式およびIPv6形式のどちらも入力できます。
管理サーバが3階層の構成である
ユーザー一元管理の運用を行っている
クライアントの動作をユーザーポリシーで制御している
注)IPv6アドレスの場合、RFC 5952に準拠した省略形も使用できます。
[使用するポート番号(受信用)]: Citrix XenApp監視とサーバサービス間を通信するためのポート番号(Citrix XenApp監視側受信用)を入力します。
[使用するポート番号(送信用)]: Citrix XenApp監視とサーバサービス間を通信するためのポート番号(Citrix XenApp監視機能自身の情報送信用)を入力します。
[使用するポート番号(送信用2)]: Citrix XenApp監視とサーバサービス間を通信するためのポート番号(Citrix XenApp監視側ログ一括送信用)を入力します。
注意
各マシンにおいて、管理サーバ/統合管理サーバのホスト名を名前解決できている必要があります。
名前解決できない場合、管理サーバ/統合管理サーバとCitrix XenApp監視機能間は通信できません。
[印刷監視方式の設定]画面が表示されるので、[この端末で設定されている全てのプリンタでの印刷を監視する(推奨)]を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
注意
プリンタサーバをサーバ系OS以外にした場合の設定について
サーバ系のOS(Windows Server® 2003, Windows Server® 2008, Windows Server® 2012)以外を、プリンタサーバにしている場合は、[この端末で設定されている全てのプリンタでの印刷を監視する(推奨)]を設定して運用したとき、プリンタサーバに10台以上接続して印刷することができなくなります。この場合は[ローカルプリンタでの印刷のみを監視する]を設定してください。[ローカルプリンタでの印刷のみを監視する]を設定する場合は、“2.6.1.1 ウィザード形式でインストールする”の手順10.を参照してください。
[パスワードの入力]画面が表示されるので、クライアント状態表示・変更ユーティリティのパスワードを設定して、[次へ]ボタンをクリックします。
ここで設定するパスワードは、Citrix XenApp監視機能のアンインストールや保守コマンドの実行時に必要になります。入力内容の条件は以下のとおりです。
半角で32文字までの英数字および以下の記号以外が入力できます。
入力できない記号は、「&」「<」「>」「|」「\」「"」「~」「'」「?」「:」「^」です。
全角および半角の空白は入力できません。
半角のカナは入力できません。
注意
パスワードを忘れないでください
このパスワードは、Citrix XenApp監視機能のアンインストールや、保守コマンドの実行時に必要です。パスワードを忘れると、アンイントールや保守コマンドを実行できなくなるので注意してください。
[インストール準備の完了]画面が表示されます。
インストールを開始する場合は、[インストール]ボタンをクリックします。インストール処理が開始されます。
設定した内容を確認、または変更したい場合は、[戻る]ボタンをクリックし、再度設定をやりなおしてください。
処理が正常に完了すると、[インストール完了]画面が表示されます。
プログラムを使用するには、OSを再起動する必要があります。以下のどちらかを選択し、[完了]ボタンをクリックします。
[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]
[いいえ、後でコンピュータを再起動します。]