Windows Azureと連携して業務を実行させるために、オンプレミス側であらかじめ必要な環境設定について説明します。
環境設定は、環境設定コマンドセットを使って、スケジュールサーバ環境で行います。
環境設定用コマンドと設定項目
環境設定用コマンドには、以下の3つのコマンドがあります。
コマンドは、管理者権限を持つユーザーが実行してください。それぞれのコマンドの詳細については、“第7章 リファレンス”を参照してください。
Windows Azureと通信するためのプロキシサーバの設定を行います。
[設定項目]
プロキシサーバのURL
プロキシサーバを経由してインターネットにアクセスする環境の場合に、本コマンドによる設定が必要となります。プロキシサーバが不要な場合は、設定も不要です。
Windows Azure上へのデプロイメントの作成/削除および定義変更時に必要な情報の設定を行います。
[設定項目]
デプロイメント識別子
スロット(ステージング環境または運用環境)
クラウドサービスの名前
ストレージアカウント名
Windows Azureストレージサービスのプライマリまたはセカンダリのアクセスキー
サブスクリプション ID
管理証明書の拇印
Windows Azure上へのジョブ実行依頼時に必要となる情報の設定を行います。
[設定項目]
ロール識別子
ストレージアカウント名
Windows Azureストレージサービスのプライマリまたはセカンダリのアクセスキー
クラウドジョブ実行依頼コマンドが使用するリトライ回数
クラウドジョブ実行依頼コマンドが使用するリトライ間隔
注意
以下の理由により設定項目に変更が生じた場合は、スケジュールサーバから情報を取得して、Windows Azure連携環境設定コマンド(jmcloudsetenv)を使って再設定してください。
スケジュールサーバが利用しているプロキシサーバの接続先を変更した
以下の理由により設定項目に変更が生じた場合は、Windows Azure管理ポータルサイトから情報を再度取得して、デプロイメント制御環境設定コマンド(jmcloudsetenvdep)やクラウドジョブ実行環境設定コマンド(jmcloudsetenvjob)を使って再設定してください。
サブスクリプションを変更した
クラウドサービスの定義を変更した
Windows Azure ストレージサービスの定義を変更した