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Systemwalker Operation Manager  Windows Azure 連携ガイド
FUJITSU Software

3.2.5 環境設定

Windows Azureと連携して業務を実行させるために、オンプレミス側であらかじめ必要な環境設定について説明します。

環境設定は、環境設定コマンドセットを使って、スケジュールサーバ環境で行います。


環境設定用コマンドと設定項目

環境設定用コマンドには、以下の3つのコマンドがあります。

コマンドは、管理者権限を持つユーザーが実行してください。それぞれのコマンドの詳細については、“第7章 リファレンス”を参照してください。

Windows Azure連携環境設定コマンド(jmcloudsetenv)

Windows Azureと通信するためのプロキシサーバの設定を行います。

[設定項目]

  • プロキシサーバのURL

プロキシサーバを経由してインターネットにアクセスする環境の場合に、本コマンドによる設定が必要となります。プロキシサーバが不要な場合は、設定も不要です。

デプロイメント制御環境設定コマンド(jmcloudsetenvdep)

Windows Azure上へのデプロイメントの作成/削除および定義変更時に必要な情報の設定を行います。

[設定項目]

  • デプロイメント識別子

  • スロット(ステージング環境または運用環境)

  • クラウドサービスの名前

  • ストレージアカウント名

  • Windows Azureストレージサービスのプライマリまたはセカンダリのアクセスキー

  • サブスクリプション ID

  • 管理証明書の拇印

クラウドジョブ実行環境設定コマンド(jmcloudsetenvjob)

Windows Azure上へのジョブ実行依頼時に必要となる情報の設定を行います。

[設定項目]

  • ロール識別子

  • ストレージアカウント名

  • Windows Azureストレージサービスのプライマリまたはセカンダリのアクセスキー

  • クラウドジョブ実行依頼コマンドが使用するリトライ回数

  • クラウドジョブ実行依頼コマンドが使用するリトライ間隔

注意

以下の理由により設定項目に変更が生じた場合は、スケジュールサーバから情報を取得して、Windows Azure連携環境設定コマンド(jmcloudsetenv)を使って再設定してください。

  • スケジュールサーバが利用しているプロキシサーバの接続先を変更した


以下の理由により設定項目に変更が生じた場合は、Windows Azure管理ポータルサイトから情報を再度取得して、デプロイメント制御環境設定コマンド(jmcloudsetenvdep)やクラウドジョブ実行環境設定コマンド(jmcloudsetenvjob)を使って再設定してください。

  • サブスクリプションを変更した

  • クラウドサービスの定義を変更した

  • Windows Azure ストレージサービスの定義を変更した