提供するスクリプトを使用して自動バックアップを行う作業手順は、以下のとおりです。
対象の仮想マシン上の業務アプリケーションの停止と業務I/Oの停止
バックアップのスクリプトを実行する前に、バックアップ対象の仮想マシン上で動作している業務アプリケーションを停止し、業務I/Oをすべて停止させます。
注意
データの整合性が最も高いバックアップを行うには、仮想マシンを停止した状態でのバックアップを推奨します。
バックアップスクリプトの実行
vCenterサーバ上で、コマンドプロンプトから、ETERNUS ディスクアレイごとにバックアップスクリプトを実行します。以下は、実行例です。
> powershell C:\Script_ETERNUS_1\exe\VMBackup.ps1 -l C:\Script_ETERNUS_1\log\backup.log
バックアップスクリプトは、以下の順に処理を行います。
仮想マシンのスナップショット機能で仮想マシンのスナップショットを作成
AdvancedCopy Manager CCMを使って、業務ボリュームからバックアップボリュームへバックアップ(コピー)
バックアップ完了後、最初に作成したスナップショットを削除
バックアップ後の業務アプリケーションの再開
バックアップスクリプトの実行が完了したあと、仮想マシン上の業務アプリケーションを再開します。
手順2で実行するバックアップスクリプトの処理概要は、以下のとおりです。
図E.5 バックアップスクリプトの処理概要(VMBackup.iniのパラメーターVMに"VM1"を指定した場合)
注意
バックアップスクリプトは、1回分のバックアップデータだけを保持します。バックアップを行うと、前回のバックアップデータはすべて無効になります。