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ETERNUS SF Express 15.3/ AdvancedCopy Manager 15.3 運用ガイド Copy Control Module編
ETERNUS

E.5.3 スクリプトの動作環境の初期設定

スクリプトの動作環境の初期設定として、VMBackup.iniファイルの設定、パスワードの暗号化を実施します。

VMBackup.iniファイルの設定

VMBackup.iniファイル(外部定義ファイル)に、以下の情報を記述します。

パラメーター名

説明

Server

vCenterサーバの、IPアドレスまたはサーバ名を指定します。

User

vCenterサーバのユーザー名を指定します。

VM

本スクリプトが対象とするETERNUS ディスクアレイ上のVMのうち、バックアップ対象のすべてのVM名をカンマ(,)区切りで列挙します。VM名には、ワイルドカード(*)を使用できます。
ほかのETERNUS ディスクアレイ上のVM名を指定しないでください。

LUCmdPath

AdvancedCopy Manager CCMのbinディレクトリを、フルパスで指定します。

以下は、VMBackup.iniファイルの記述例です。

Server=vcserver
User=administrator
VM=VM*,Template
LUCmdPath=C:\ETERNUS_SF\CCM\bin

パスワード暗号化

コマンドプロンプトから、PowerShellでInit.ps1(初期処理スクリプト)を実行します。以下は、実行例です。

> powershell C:\Script_ETERNUS_1\exe\Init.ps1

パスワード入力を促すメッセージが表示されます。VMBackup.iniファイルで指定したユーザーの、vCenterサーバにログインするパスワードを入力してください。

処理が正常終了すると、VMBackup.iniファイルが格納されているディレクトリに、Password.txtファイルが作成されます。

注意

vCenterサーバにログインするパスワードを変更したときは、Password.txtファイルを再作成するために、Init.ps1を再実行してください。