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ETERNUS SF Express 15.3/ AdvancedCopy Manager 15.3 運用ガイド Copy Control Module編
ETERNUS

E.1 概要

VMware環境において、仮想マシンのスナップショット機能とAdvancedCopy Manager CCMを利用して、仮想マシンのOSをインストールする仮想ディスク(以降、“システム領域”と略します)を自動バックアップ/リストアするスクリプトを提供します。

バックアップは、QuickOPCを用いて、仮想マシンの業務ボリュームからバックアップボリュームへLU to LUコピーします。リストアは、SnapOPC+を用いて、バックアップボリュームからリストアボリュームへコピーしたあと、特定の仮想マシンを業務ボリュームへ復元します。

スクリプトは、これらの一連の作業を自動で実施します。

図E.1 VMware仮想マシン自動バックアップ/リストアの全体像

本スクリプトは、以下のボリューム構成を前提に動作します。

表E.1 ボリューム構成

項番

ボリューム種別

説明

種類

サイズ

備考

1

業務ボリューム

業務が稼働する仮想マシンのシステム領域が存在するボリューム

Open

任意

任意

ESXiサーバに接続されている必要があります。

2

バックアップボリューム

バックアップ先ボリューム

Open

業務ボリュームと同一

業務ボリュームと同一

QuickOPCを使ってバックアップするため、Open Volumeである必要があります。
ESXiサーバには接続しないでください。

3

リストアボリューム

リストア先ボリューム

SDV

業務ボリュームと同一

業務ボリュームの容量別に1つ必要

SnapOPC+を使ってリストアするため、Snap Data Volumeである必要があります。
リストア後に仮想マシンを復元するため、ESXiサーバに接続されている必要があります。