VMware環境において、仮想マシンのスナップショット機能とAdvancedCopy Manager CCMを利用して、仮想マシンのOSをインストールする仮想ディスク(以降、“システム領域”と略します)を自動バックアップ/リストアするスクリプトを提供します。
バックアップは、QuickOPCを用いて、仮想マシンの業務ボリュームからバックアップボリュームへLU to LUコピーします。リストアは、SnapOPC+を用いて、バックアップボリュームからリストアボリュームへコピーしたあと、特定の仮想マシンを業務ボリュームへ復元します。
スクリプトは、これらの一連の作業を自動で実施します。
図E.1 VMware仮想マシン自動バックアップ/リストアの全体像
本スクリプトは、以下のボリューム構成を前提に動作します。
項番 | ボリューム種別 | 説明 | 種類 | サイズ | 数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 業務ボリューム | 業務が稼働する仮想マシンのシステム領域が存在するボリューム | Open | 任意 | 任意 | ESXiサーバに接続されている必要があります。 |
2 | バックアップボリューム | バックアップ先ボリューム | Open | 業務ボリュームと同一 | 業務ボリュームと同一 | QuickOPCを使ってバックアップするため、Open Volumeである必要があります。 |
3 | リストアボリューム | リストア先ボリューム | SDV | 業務ボリュームと同一 | 業務ボリュームの容量別に1つ必要 | SnapOPC+を使ってリストアするため、Snap Data Volumeである必要があります。 |