Proxy Managerには、Agentが送信する情報、Browser Agentが送信するエンドユーザーレスポンス情報、Proxy Manager自身が収集するサービス稼働情報が一時的に集められます。最終的には、Managerに情報を送信しなくてはならないため、一種のAgentとして動作します。
したがって、ディレクトリ構成は、Agentと同じ形になりますが、Troubleshootディレクトリは使用されません。
■DsaForwarder/DsaForwarder_sumディレクトリ
Managerに送信するデータを、一時的に保持しておくための可変ファイル格納ディレクトリ配下のディレクトリです。
DsaForwarderディレクトリにはリソースデータが、DsaForwarder_sumディレクトリにはサマリデータがそれぞれ保持されます。なお、Managerが二重化運用されている場合には、DsaForwarder2、DsaForwarder2_sumのディレクトリも使用されます。
Managerとの通信が途絶えた場合、通信が再開されるまでは、このディレクトリ配下にデータが蓄積されることになります。
注意
データ送信の不通の状態が長く続くと、未送信データでディスクが圧迫されます。可変ファイル格納ディレクトリのディスクの空き容量が50MB(デフォルトの場合)を下回ると警告メッセージ、10MB(デフォルトの場合)を下回るとエラーメッセージを出力してProxy ManagerのSystemwalker SQC DCMサービスまたはdcmdプロセスが停止します。
ただし、ディスクの空き容量が十分あっても未送信データのファイル数が一定量(約30000ファイル)を超えた場合には、ディスクの使用量を抑えるために、60分間隔で日付の古いファイルから自動的に削除します。ファイルが削除された場合、削除した期間の性能データに抜けが発生します。
蓄積されたファイルが不要となり、手動で削除したい場合は、導入手引書「Agent/Proxy Managerの未送信データの削除」を参照してください。
なお、本ディレクトリの具体的な位置は以下のとおりです。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder <可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder_sum |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder /var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder_sum |