ManagerとAgentで構成する最も基本的なモデルです。
各Agentがサーバ内の性能情報を収集します。収集された情報は、Manager上で一括管理されます。
Managerは、管理対象となったHTTPやDNSなどのサービスに対して、定期的に問い合わせ~応答確認することで、サービスの稼働状況を監視することができます。
上図では、運用管理クライアントとManagerが別々のマシンで構成されていますが、ManagerがWindowsマシンの場合は、運用管理クライアントを同じマシンにインストールして1つのマシンで構成することができます。
注意
ただし、Managerをクラスタシステムで運用している場合は、Managerと運用管理クライアントを同じマシンにインストールすることはできません。(クラスタシステム運用はEnterprise Editionで提供される機能です。)
管理者は、運用管理クライアントの他、別マシン上のWebブラウザからも管理操作を行うことができます。図で示すように、運用管理クライアントに対して、HTTP接続する形になります。
通常の運用では、1つのManagerで管理できるAgentの数は50台程度です。ただし、Managerのディスク性能に依存します。
Managerの物理ディスクを、サマリデータ、リソースデータ、およびアーカイブファイルで3つに分けることによって、1つのManagerで管理できるAgentの数を300台程度まで増やすことができます。
サマリデータ、リソースデータ、およびアーカイブファイルの格納先は、インストール時に指定するか、運用開始後の場合は導入手引書「PDB/アーカイブファイル格納先の変更」を参照して変更してください。