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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

9.2.2 媒体の変更


テンポラリログファイルの作成時に指定した、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域を異なるローデバイスに作成することによって、ローデバイスへの負荷を分散することができます。


テンポラリログファイルの作成時に指定した、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域を異なるファイルに作成することによって、ファイルへの負荷を分散することができます。


ローデバイス、ファイルの変更は、以下の運用形態により異なります。

アーカイブログ運用を行っている場合

ローデバイス、ファイルを変更する場合は、テンポラリログファイルを再作成します。

このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドで行います。

参照

rdblogコマンドの指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。

媒体の変更は、以下の手順で行います。

  1. ローデバイスの作成

  2. テンポラリログファイルの状態確認

  3. テンポラリログファイルの再作成

1) ローデバイスの作成

新しくテンポラリログファイルを作成するためのローデバイスを作成します。既存のローデバイスを利用する場合は、この操作は不要です。

2) テンポラリログファイルの状態確認

rdblogコマンドのVオプションおよびtオプションで、テンポラリログファイルの状態が未使用(Statusが“---”)であることを確認します。

3) テンポラリログファイルの再作成

テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドのGオプション、tオプションおよびrオプションで行います。


ログインデックス域を/dev/rdsk/c1t0d0s1、BIログ域を/dev/rdsk/c1t0d0s3、AIログ域を/dev/rdsk/c1t0d0s4に作成し、負荷分散する場合

$ rdblog -G -t -r -c 10M /dev/rdsk/c1t0d0s1 /dev/rdsk/c1t0d0s3
         /dev/rdsk/c1t0d0s4 30M 30M 20


ログインデックス域を/dev/raw/raw11、BIログ域を/dev/raw/raw13、AIログ域を/dev/raw/raw14に作成し、負荷分散する場合

$ rdblog -G -t -r -c 10M /dev/raw/raw11 /dev/raw/raw13   /dev/raw/raw14 30M 30M 20

ログインデックス域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1、BIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2、AIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3に作成し、負荷分散する場合

> rdblog -G -t -r -c 10M D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3 30M 30M 20

アーカイブログ運用を行っていない場合

ローデバイス、ファイルを変更する場合は、既存のテンポラリログファイルを削除したあと、作成します。このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの削除および作成は、rdblogコマンドで行います。

参照

rdblogコマンドの指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。

媒体の変更は、以下の手順で行います。

  1. テンポラリログファイルの削除

  2. ローデバイスの作成

  3. テンポラリログファイルの作成

1) テンポラリログファイルの削除

既存のテンポラリログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプションおよびtオプションで行います。

現在のテンポラリログファイルを削除する場合


$ rdblog -D -t


> rdblog -D -t

2) ローデバイスの作成

新しくテンポラリログファイルを作成するためのローデバイスを作成します。既存のローデバイスを利用する場合は、この操作は不要です。

3) テンポラリログファイルの作成

テンポラリログファイルの作成は、rdblogコマンドのGオプションおよびtオプションで行います。


ログインデックス域を/dev/rdsk/c1t0d0s1、BIログ域を/dev/rdsk/c1t0d0s3、AIログ域を/dev/rdsk/c1t0d0s4に作成し、負荷分散する場合

$ rdblog -G -t -c 10M /dev/rdsk/c1t0d0s1 /dev/rdsk/c1t0d0s3
         /dev/rdsk/c1t0d0s4 30M 30M 20


ログインデックス域を/dev/raw/raw11、BIログ域を/dev/raw/raw13、AIログ域を/dev/raw/raw14に作成し、負荷分散する場合

$ rdblog -G -t -c 10M /dev/raw/raw11 /dev/raw/raw13   /dev/raw/raw14 30M 30M 20

ログインデックス域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1、BIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2、AIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3に作成し、負荷分散する場合

> rdblog -G -t -c 10M D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3 30M 30M 20