20.3.4 RAC構成（オフライン運用）

以下に、環境設定ファイルのテンプレートが格納されています。
環境設定ファイルを作成する際には、必要なテンプレートファイルをコピーして利用してください。

[オフライン運用/RAC構成/ACMバックアップの場合]

installdir\sample\offline\rac\acm

installdir : 本製品のインストールフォルダー

ASMデバイス上に作成したRAC構成のデータベースで、ACM (QuickOPC) によるオフライン運用を行う場合の環境設定ファイル作成例を以下に示します。

基本情報ファイル（rmfo_system.ini）

≪基本情報ファイルの条件≫

「運用種別」：オフライン
「環境設定名」：conf6
「データベース運用形態」：RAC
「データベースファイル種別」：ASM
「データベースバックアップ方法」：ACM(QuickOPC)

OPE_TYPE=2
CONF_NAME=conf6
DB_TYPE=3
DBF_TYPE=3
BK_TYPE=4

Oracle定義ファイル (rmfo_database.ini)

≪Oracle定義ファイルの条件≫

データベース名：dbname6
Oracle Edition：Enterprise Edition
ORACLE_HOME：C:\app\Administrator\product\11.2.0\dbhome_1
Gridホーム：C:\app\11.2.0\grid

ORA_DB_NAME=dbname6
ORA_VL=1
ORA_E=2
ORA_HOME=C:\app\Administrator\product\11.2.0\dbhome_1
ORA_GRID_HOME=C:\app\11.2.0\grid

RMfO管理領域定義ファイル (rmfo_setup.ini)

≪RMfO管理領域定義ファイルの条件≫

フォルダー名：G:\rmfo\offline

0||G:\rmfo\offline

注意

設定値を区切る「|」は省略できません。

バックアップ基本情報ファイル (rmfo_bkcom.ini)

≪バックアップ基本情報ファイルの条件≫

バックアップ管理世代数：指定不可
不要バックアップ削除タイミング：指定不可
アーカイブログ自動削除：指定不可
実行ログ保存期間：31日
トレースレベル：標準

BK_GEN=-1
BK_DEL=-1
ARC_DEL=-1
LOG_GEN=31
TRC_LVL=1

ノードリストファイル (rmfo_node.ini)

≪ノードリストファイルの条件≫

ホスト名1：dbsvr61
ORACLE_SID1：orasid61
ASMインスタンス名1：+ASM1
ホスト名2：dbsvr62
ORACLE_SID2：orasid62
ASMインスタンス名2：+ASM2

dbsvr61|orasid61|+ASM1
dbsvr62|orasid62|+ASM2

オフラインバックアップ定義ファイル (rmfo_offline.ini)

≪オフラインバックアップ定義ファイルの条件≫

ASMディスク・グループ名：CTL1
バックアップ元ボリューム1：g1d454p3@DBSRV61
バックアップ先ボリューム1：g1d456p3@BKSRV
ASMディスク・グループ名2：SYS
バックアップ元ボリューム2：g1d454p4@DBSRV61
バックアップ先ボリューム2：g1d456p4@BKSRV
ASMディスク・グループ名3：UNDO
バックアップ元ボリューム3：g1d454p5@DBSRV61
バックアップ先ボリューム3：g1d456p5@BKSRV
ASMディスク・グループ名4：USERS
バックアップ元ボリューム4：g1d454p6@DBSRV61
バックアップ先ボリューム4：g1d456p6@BKSRV
ASMディスク・グループ名5：USERS
バックアップ元ボリューム5：g1d454p7@DBSRV61
バックアップ先ボリューム5：g1d456p7@BKSRV
ASMディスク・グループ名6：TEMP
バックアップ元ボリューム6：g1d454p8@DBSRV61
バックアップ先ボリューム6：g1d456p8@BKSRV
ASMディスク・グループ名7：CTL2
バックアップ元ボリューム7：g1d455p3@DBSRV61
バックアップ先ボリューム7：g1d457p3@BKSRV

CTL1|g1d454p3@DBSRV61||g1d456p3@BKSRV
SYS|g1d454p4@DBSRV61||g1d456p4@BKSRV
UNDO|g1d454p5@DBSRV61||g1d456p5@BKSRV
USERS|g1d454p6@DBSRV61||g1d456p6@BKSRV
USERS|g1d454p7@DBSRV61||g1d456p7@BKSRV
TEMP|g1d454p8@DBSRV61||g1d456p8@BKSRV
CTL2|g1d455p3@DBSRV61||g1d457p3@BKSRV

注意

上記の例は、本製品の実行ノードを「dbsvr61」として、「dbsrv61」とバックアップサーバ「bksrv」間でACMのサーバ間レプリケーション設定を行った場合の例となります。
設定時は、必ず表領域が格納されているASMディスク・グループをすべて指定してください。