図10.3 【RAC構成】オフラインバックアップ運用
【前作業】ACM環境の確認
ACM環境に対して、以下を確認してください。
ACM単体で動作可能であることを確認してください。
参照
確認方法については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照して、検討してください。
同一のターゲットデータベースに対するオンライン復旧(同一世代・別世代ともに)やオフライン復旧の物理コピーが存在しないことを確認してください。
⇒操作方法:物理コピー完了状態の確認方法
【前作業】RAC環境の確認
RAC環境に対して、以下を確認してください。
RAC構成時に、実行ノードでOracle Clusterwareの起動状態であることを確認してください。
⇒操作方法:Oracle Clusterwareの起動確認方法
【前作業】ターゲットデータベースの確認・操作
ターゲットデータベースに対して、以下を確認・操作してください。
ターゲットデータベースのインスタンス起動状態がOPEN状態であることを確認してください。
⇒操作方法:データベースインスタンス起動状態の確認方法(RAC構成)
【前作業】ASM環境の確認・操作
ASM環境に対して、以下を確認・操作してください。
ASM環境の場合、実行ノードでASMインスタンスが起動状態であることを確認してください。
⇒操作方法:ASMインスタンス起動状態の確認
ASM環境の場合、バックアップ対象資源が配置されているすべてのASMディスク・グループが、実行ノードと縮退ノード以外のノードでマウント状態であることを確認してください。
⇒操作方法:ASMディスク・グループのマウント状態の確認方法
オフラインバックアップの取得
オフラインバックアップ機能を使用して、データベースのバックアップを取得してください。
⇒コマンドでの操作:10.3.1 【CUI操作】オフラインバックアップ機能
⇒画面からの操作:機能なし
物理コピーの完了待ち
必要に応じて、オフライン物理コピー状態通知機能を使用して、ACMの物理コピーの完了を待ち合わせてください。
⇒コマンドでの操作:10.3.4 【CUI操作】オフライン物理コピー状態通知機能
⇒画面からの操作:機能なし
【後作業】ASM環境の操作
ASM環境に対して、以下を操作してください。
RAC構成時に、オフラインバックアップ処理が警告エラーで終了した場合、実行ノード以外のノードでディスマウント状態のままのASMディスク・グループが存在しますので、運用で必要なノード(縮退ノード以外)に対してマウント状態に変更してください。
⇒操作方法:ASMディスク・グループのマウント方法(警告エラー時)
【後作業】ターゲットデータベースの操作
ターゲットデータベースに対して、以下を確認・操作してください。
RAC構成時に、オフラインバックアップ処理が警告エラーで終了した場合、および、処理中に実行ノード以外の操作を行わないように処理を中断した場合、実行ノード以外のノードでターゲットデータベースが未起動のインスタンスが存在しますので、運用で必要なノード(縮退ノード以外)でインスタンスを起動状態に変更してください。
⇒操作方法:データベースインスタンスの起動方法(警告エラー時)