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HA Database Ready 業務開発ガイド(Native SQL編)
FUJITSU Integrated System

4.6.3 性能監視

HA Database Readyでは、システムの負荷状況を知るために、システム資源の使用情報を収集できるようにしています。このシステム資源の負荷情報は、システムを最適にチューニングするための基礎データとなります。

システム資源の負荷情報は、rdbsarコマンドを使用して収集します。

参照

rdbsarコマンドの指定方法の詳細については、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

rdbsarコマンドの使用例と表示例を以下に示します。

例1

データベーススペースの入出力に関する情報を表示した場合(dオプション)

$ rdbsar -d -e 

RDBII rdbsar DATE:2007/04/14 TIME:11/25/40 
(1)       (2) 
          (3)       (4)      (5)      (6)     (7) 
          (8)                    (9) 
Time      DBSpaceName 
          Device    RTimes   WTimes    RPage  WPage 
          Read(System / Service) Write(System / Service) 
11:25:40  在庫管理DB.DBSP_1 
          DB_SP1    25         0       25      0 
          2:100 / 2:100          0:000 / 0:000 
                          : 
(1) 性能情報を取得した時刻
(2) データベーススペース名
(3) デバイス名(ファイル名)
(4) ページの読込みを行った回数
(5) ページへ書出しを行った回数
(6) ページの読込みを行った枚数
(7) ページへ書出しを行った枚数
(8) 読込み処理のシステム時間およびサービス時間(単位は秒:ミリ秒)
      (eオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      システム時間 :
          HA Database ReadyのI/O制御に読込み処理が依頼されてから完了するまでの時間
      サービス時間 :
          OSへ読込み処理を依頼してから完了するまでの時間
(9) 書出し処理のシステム時間およびサービス時間(単位は秒:ミリ秒)
      (eオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      システム時間 :
           HA Database ReadyのI/O制御に書出し処理が依頼されてから完了するまでの時間
      サービス時間 :
          OSへ書出し処理を依頼してから完了するまでの時間
例2

HA Database Readyのメモリに関する情報を表示した場合(mオプション)

$ rdbsar -m 

RDBII rdbsar DATE:2007/04/14 TIME:11/20/35 
(1)       (2)            (3)      (4)     (5) 
Time      Type           Used     Free    Total 
11:20:35  Local        40960K     ----     ---- 
          Shared         768K    1280K    2048K 
          ExSpace          0K       0K       0K 
(1) 性能情報を取得した時刻
(2) メモリの種類
      Local :ローカルメモリ
      Shared HA Database Readyのプロセス外との情報交換のための共用メモリ
      ExSpace :現状では常に0を表示
(3) 使用量(単位はキロバイト)
(4) 未使用量(単位はキロバイト)
    (TypeがLocalの場合、常に“----”を表示)
(5) 総量(単位はキロバイト)
    (TypeがLocalの場合、常に“----”を表示)