HA Database Readyでは、システムの負荷状況を知るために、システム資源の使用情報を収集できるようにしています。このシステム資源の負荷情報は、システムを最適にチューニングするための基礎データとなります。
システム資源の負荷情報は、rdbsarコマンドを使用して収集します。
参照
rdbsarコマンドの指定方法の詳細については、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
rdbsarコマンドの使用例と表示例を以下に示します。
データベーススペースの入出力に関する情報を表示した場合(dオプション)
$ rdbsar -d -e RDBII rdbsar DATE:2007/04/14 TIME:11/25/40 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) Time DBSpaceName Device RTimes WTimes RPage WPage Read(System / Service) Write(System / Service) 11:25:40 在庫管理DB.DBSP_1 DB_SP1 25 0 25 0 2:100 / 2:100 0:000 / 0:000 :
(1) 性能情報を取得した時刻
(2) データベーススペース名
(3) デバイス名(ファイル名)
(4) ページの読込みを行った回数
(5) ページへ書出しを行った回数
(6) ページの読込みを行った枚数
(7) ページへ書出しを行った枚数
(8) 読込み処理のシステム時間およびサービス時間(単位は秒:ミリ秒) (eオプションを指定した場合のみ表示されます。) システム時間 : HA Database ReadyのI/O制御に読込み処理が依頼されてから完了するまでの時間 サービス時間 : OSへ読込み処理を依頼してから完了するまでの時間
(9) 書出し処理のシステム時間およびサービス時間(単位は秒:ミリ秒) (eオプションを指定した場合のみ表示されます。) システム時間 : HA Database ReadyのI/O制御に書出し処理が依頼されてから完了するまでの時間 サービス時間 : OSへ書出し処理を依頼してから完了するまでの時間
HA Database Readyのメモリに関する情報を表示した場合(mオプション)
$ rdbsar -m RDBII rdbsar DATE:2007/04/14 TIME:11/20/35 (1) (2) (3) (4) (5) Time Type Used Free Total 11:20:35 Local 40960K ---- ---- Shared 768K 1280K 2048K ExSpace 0K 0K 0K
(1) 性能情報を取得した時刻
(2) メモリの種類 Local :ローカルメモリ Shared HA Database Readyのプロセス外との情報交換のための共用メモリ ExSpace :現状では常に0を表示
(3) 使用量(単位はキロバイト)
(4) 未使用量(単位はキロバイト) (TypeがLocalの場合、常に“----”を表示)
(5) 総量(単位はキロバイト) (TypeがLocalの場合、常に“----”を表示)