Connection Managerは、コネクションを管理するためのHA Database Readyの機能です。
アプリケーションサーバからのコネクション接続は、必ずConnection Managerを利用してください。これによりアプリケーションでは、接続先(HA Database Readyの2つのノード)を意識する必要はありません。
参照
Connection Manageのセットアップや利用方法は、“Symfoware Server Connection Managerユーザーズガイド”を参照してください。なお、“Symfoware Server Connection Managerユーザーズガイド”の記載内容については、以下の考慮が必要です。
“データベースサーバ”は、HA Database Readyを示します。
“RDBシステム”または“ノード”は、HA Database Readyのいずれかのサーバを示します。
また、HA Database Readyでは、フェイルオーバ運用と同様の運用が行われています。
“Symfoware Server Connection Managerユーザーズガイド”では、フェイルオーバ運用に関する記載内容を参照してください。
注意
DB管理モード中は、アプリケーションサーバからのコネクション接続はできません。
HA Database Readyのサーバ内で、アプリケーションは動作できません。
データベースサーバでの環境設定と起動および停止
データベースサーバでの環境設定は、HA Database Readyのセットアップで行われるため、不要です。
また、データベースサーバでの起動および停止についても、HA Database Readyの電源操作と連動して自動で行われるため、不要です。
アプリケーションサーバでの環境設定
アプリケーションサーバで、Connection Managerを利用するための環境を設定します。
参照
アプリケーションサーバの環境設定については、“Symfoware Server Connection Managerユーザーズガイド”の“アプリケーションサーバでの環境設定”を参照してください。
HA Database Readyのデータベースに接続するためには、“Symfoware Server Connection Managerユーザーズガイド”の“アプリケーションサーバでの環境設定”に記載されている設定のうち、フェイルオーバ運用と同じ設定を行います。
本書では、HA Database ReadyでConnection Managerを使用する場合の留意事項を説明します。
APC動作環境ファイルの指定内容
アプリケーションサーバでの動作環境は、Connection ManagerのAPC動作環境ファイルに定義します。
参照
APC動作環境ファイルについては、“Symfoware Server Connection Managerユーザーズガイド”の“APC動作環境ファイルの編集”を参照してください。
HA Database ReadyでConnection Managerを使用する場合は、 APC動作環境ファイルのRDBSYSTEMパラメタとRDBCOMTYPEパラメタには、必ず以下を指定してください。
[RDBSYSTEMパラメタに指定する値]
項目 | 値 |
---|---|
RDBシステム名 | DBAP |
ホスト名 | hostsファイルに設定した、以下のIPアドレスに対応するホスト名
|
通信用ポート番号 | HA Database Readyのセットアップ時に設定したポート番号 |
ダウン監視用ポート番号 | 12920 |
[RDBCOMTYPEパラメタに指定する値]
項目 | 値 |
---|---|
RDBシステム名 | DBAP |
通信方法 | RDB2_TCP |
ホスト名を“aphost1”および“aphost2”とした場合
RDBSYSTEM = (DBAP,aphost1,26551,12920,aphost2,26551,12920) RDBCOMTYPE = (DBAP,RDB2_TCP)
RDBSYSTEMパラメタとRDBCOMTYPEパラメタ以外のパラメタについては、“Symfoware Server Connection Managerユーザーズガイド”の“APC動作環境ファイルの編集”を参照し、指定してください。なお、RDBSYSTEMパラメタおよびRDBCOMTYPEパラメタ以外のパラメタを指定する場合、以下の注意事項があります。
注意
RDBシステム名には“DBAP”を指定してください。
SQLSERVERパラメタにロググループ名を指定することはできません。
参照
業務ネットワークのIPアドレスの確認方法は、“利用ガイド”の“データベースインターフェースとIPアドレスの確認”を参照してください。