運用管理サーバ二重化システム(連携型)とは、複数の運用管理サーバで、同一のシステムを運用管理することにより、監視業務の高可用性を実現するシステムです。
運用管理サーバ二重化システムを導入することにより、監視業務の停止時間を最小限にとどめ、高い稼働率で運用管理できます。
運用管理サーバ二重化システム(連携型)のイメージ図を以下に示します。イメージ図では、主系サーバがダウンしたあとも、従系サーバで監視業務を継続しています。
監視
運用管理サーバ二重化システム(連携型)では、被監視対象のシステムで、トラブルが発生したときに、主系サーバおよび従系サーバにメッセージが通知されます。これにより、主系サーバがダウンしても従系サーバで、監視業務を継続できます。
また、主系サーバおよび従系サーバに通知されたメッセージは、対処連携機能により、主系サーバまたは従系サーバのどちらか一方で対処することで、他方のメッセージも対処できます。
ポイント
主系サーバにトラブルが発生し、復旧に時間がかかる場合、従系サーバを主系サーバに変更し、監視業務を継続することも可能です。トラブル時の復旧方法については、“復旧”を参照してください。
配付
運用管理サーバ二重化システム(連携型)の場合、資源配付機能の運用は、以下のように行います。
配付操作をするサーバは、主系サーバだけとし、従系サーバではポリシー配付/資源配付を行いません。
従系サーバを主系サーバに変更するときは、配付資源(DRMS管理ファイル)を従系サーバにコピーすることで、従系サーバから配付操作を行います。
資産管理
資産管理の情報を参照、管理する場合は主系サーバにSystemwalker Webコンソールを接続します。