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Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.2.78 drmssts(DRMS管理ファイルへの管理情報追加コマンド(サーバ用))【UNIX版】

本コマンドは、オフライン配付したユーザ資源とシステム修正データの情報を、DRMS管理ファイルに追加するコマンドです。情報を追加するだけで、資源そのものを登録することはできません。オフライン配付した資源の情報をDRMS管理ファイルに追加することで運用管理サーバからの検索を可能にします。

1.2.78.1 ユーザ資源情報の追加

機能説明

オフライン配付したユーザ資源の情報をDRMS管理ファイルに追加します。

記述形式

drmssts

-a rsc -g 資源グループ名 [-v バージョン・レベル] -e 世代識別名 -d 資源種別

オプション

-a rsc:

本コマンドの機能を指定します。本オプションは“rsc”と指定します。

-g 資源グループ名:

情報を追加する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字または“#”で指定します。ユーザ資源がパッケージ形式の製品の場合は、本オプションにパッケージ形式の製品の略称名を指定することをお勧めします。

-v バージョン・レベル:

情報を追加する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。

なお、本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとみなします。

-e 世代識別名:

情報を追加する資源グループの世代識別名を指定します。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。

-d 資源種別:

資源種別を指定します。資源種別は以下のとおりです。

text:

テキスト・ファイルの場合

bnry:

バイナリ・ファイルの場合

pkg:

パッケージ形式の製品の場合

sh:

シェル・スクリプトの場合

appcg:

文字パターンの場合

復帰値

0:成功

情報の追加が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

オプションの指定に誤りがあります。情報の追加ができません。

4:プログラム・エラー

システムにエラーが発生しました。情報の追加ができません。

参照

資源配付/インントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

使用例

資源グループ名を“TEXT01”、バージョン・レベルを“V10L30”、世代識別名“E010”、資源種別を“text”として、DRMS管理ファイルに情報を追加します。

drmssts -a rsc -g TEXT01 -v V10L30 -e E010 -d text

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。

1.2.78.2 システム修正データ情報の追加

機能説明

オフライン配付したシステム修正データの情報をDRMS管理ファイルに追加します。

記述形式

drmssts

-a 修正種別 -o OS識別名 -p 製品名 -v バージョン・レベル -l 修正レベル

オプション

-a 修正種別:

情報を追加するシステム修正データの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。

ptf:

一括修正データ

puf:

応急修正データまたは固有修正データ

-o OS識別名:

製品が動作するOSのOS識別名を指定します。本オプションには、“UXPDS”と指定します。

-p 製品名:

情報を追加するシステム修正データの製品名を指定します。製品名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。本オプションで指定された製品名が、複数パッケージ全体の代表名となり、資源配付はこの製品名でシステム修正データを扱います。本オプションには、追加するシステム修正データの“ソフトウェア名称”に対応する“ソフトウェア略称名”を指定することをお勧めします。

-v バージョン・レベル:

情報を追加するシステム修正データのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションには、システム修正データの媒体ラベルまたはシステム修正データに添付される“修正説明書”の表紙に記述されている、“バージョン・レベル”を指定することをお勧めします。

-l 修正レベル:

情報を追加するシステム修正データの修正レベルを指定します。修正レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションには、システム修正データの媒体ラベルまたはシステム修正データに添付される“修正説明書”の表紙に記述されている、“集積単位名”を指定します。また、応急修正データまたは固有修正データ集約時は、集約修正データの代表レベルを指定します。

復帰値

0:成功

情報の追加が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

オプションの指定に誤りがあります。情報の追加ができません。

4:プログラム・エラー

システムにエラーが発生しました。情報の追加ができません。

参照

資源配付/インベントリ管用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

使用例

製品名“BS1”、バージョン・レベル“V10L20”、修正レベル“Y98031”と指定して、DRMS管理ファイルに情報を追加します。

drmssts -a ptf -o UXPDS -p BS1 -v V10L20 -l Y98031

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。