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Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.2.168 MpCnSet(イベント出力設定コマンド)

機能説明

本コマンドは、Systemwalker Centric Managerで扱うネットワーク関連のトラップの出力形式に関する仕様を変更します。以下の出力形式の仕様を変更できます。

記述形式

MpCnSet

[[-i x] [-m x] [-s x] [-t x] | [-h]]

オプション

-i x:

イベントID形式イベントIDに値を割り当てる形式を指定します。省略した場合は、仕様は変更されません。

x=0:

GenericCodeにかかわらず、イベントIDに3を割り当てます。

x=1:

GenericCodeに応じて、イベントIDに100~106までの値を割り当てます。

-m x:

GenericCodeがEnterpriseTrapの場合の、デフォルトの変換メッセージ文の形式を指定します。省略した場合は、仕様は変更されません。

x=0:

“ネットワークで障害が発生しました.”に変換します。

x=1:

“ネットワークで事象が発生しました.”に変換します。

x=2:

“SNMPトラップを通知しました.”に変換します。

-s x:

稼働状態の監視での、省略値の変換メッセージ文の形式を指定します。省略した場合は、仕様は変更されません。

x=0:

“ネットワークで"LinkDown"が発生しました.”および“ネットワークで"LinkUp"が発生しました.”に変換します。(状態=OFF)

x=1:

“ノードとの通信が不可となりました.”および“ノードとの通信が可能となりました.”に変換します。(状態=ON)

-t x:

MIB監視での、省略値の変換メッセージ文の形式を指定します。省略した場合は、仕様は変更されません。

x=0:

GenericCodeがEnterpriseTrapの場合の、デフォルトの変換メッセージに変換します。(状態=OFF)

x=1:

“MIB監視事象が発生しました.(MIB名:***,値:***)”に変換します。(状態=ON)

-h:

オプションの説明を表示します。

オプションの指定なし:

現在の仕様を表示します。

復帰値

0:

正常終了

1以上:異常終了。

コマンドが出力するエラーメッセージを参照してください。

参照

イベント監視用コマンド

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

Solaris
Linux

opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】

注意事項

【Windows】

【Solaris/Linux】

使用例1

GenericCodeにかかわらず、イベントIDに3を割り当てます。また、デフォルトの変換メッセージ文を“ネットワークで事象が発生しました。”にします。

【Windows】

MpCnSet -i 0 -m 1

【Solaris/Linux】

/opt/systemwalker/bin/MpCnSet -i 0 -m 1

使用例2

現在の仕様を表示します。

【Windows】

MpCnSet

【Solaris/Linux】

/opt/systemwalker/bin/MpCnSet

実行結果/出力形式

表示例(現在の仕様)を以下に示します。

Event ID:
    Event ID 100-106 (GenericCode + 100)
EnterpriseTrap Message:
    "Network event occurred."
Message Conversion:
    1:Host State Change = ON
    2:MIB State Change = ON

英語のメッセージ文は、それぞれ以下の日本語のメッセージに対応します。

英:

SNMP trap was notified.

日:

SNMPトラップを通知しました.

:

Network event occurred.

:

ネットワークで事象が発生しました.

:

Some trouble happened on the network.

:

ネットワークで障害が発生しました.

:

Host State Change

:

稼働状態の監視

:

MIB State Change

:

MIB監視