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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資産管理機能編
FUJITSU Software

2.2 アラーム通知の設定を行う

管理者がサーバまたはクライアントのインストールされたPCを、1つ1つ管理するのは大変です。そこで、管理者の負担を軽減するために、メールにより情報を通知できます。

また、メールによる通知のときには、以下に示す情報をCSV形式のファイルとして添付できます。CSV形式のファイルのフォーマットは、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

注意

  • 未配置PCは、アラーム通知の対象外となります。
    アラーム通知の対象とする場合は、未配置PCのユーザーを部門に登録または移動してください。

  • MIME規約の解釈の違いにより、管理者に送信するメールにおいてCSV形式の添付資料がメール本文に付与され、文字化けする現象が発生する場合があります。

    以下の設定の変更により、事象を改善できます。

    • ファイル:Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\swdtp\BNServ\data\dtp_config

    • セクション:"MAILOPTION"

    • キー:"boundaryLineFeed"

    【設定例】

    <Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\swdtp\BNServ\data\dtp_configファイルの内容例>

          :
          :
    [MAILOPTION]
    boundaryLineFeed=1


アラーム通知の設定では、Administratorsグループの権限が必要になります。

手順は、以下のとおりです。

  1. 資産管理サーバの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[資産管理-イベント設定]、または[アプリ]-[Systemwalker Centric Manager]-[資産管理-イベント設定]を選択します。

    →[イベント設定]画面が表示されます。

  2. 以下の情報を入力し、[登録]ボタンをクリックします。

    なお、メールにCSV形式のファイルを添付する場合は、[アラーム通知]の項目のチェックボックスをチェックします。

    【項目の入力】

    グループ

    項目

    説明

    [通知先設定]

    [宛先](必須)

    アラーム通知の受信側のメールアドレスを指定します。

    指定できる文字数は、2047文字です。

    複数宛先を指定する場合はカンマで区切ってください。

    [通知スケジュール]

    [週単位]

    [週単位]を選択した場合は、メールを送信する曜日のチェックボックスをチェックし、[開始時刻]を指定します。
    すべての曜日のチェックボックスのチェックをはずすと、アラーム通知が停止されます。

    [月単位]

    [月単位]を選択した場合は、メールを送信する[実行日]を入力し、[開始時刻]を指定します。

    [アラーム通知]

    [ライセンス違反]

    割り当てられていないライセンスソフトウェアを使用しているライセンス違反者の情報を通知します。

    [メモリ変更]

    PCのメモリを変更した場合の変更情報を通知します。

    [ディスク変更]

    PCのディスクドライブを変更した場合の変更情報を通知します。

    [製品情報の追加と削除情報]

    ソフトウェアの追加と削除が行われた場合、その変更情報を通知します。

    【ボタンのクリック】

    • [オプション設定]ボタン

      アラーム通知の運用では使用しません。

    • [送信文編集]ボタン

      送信されるメールの件名を[アラーム・メール-件名]テキストボックスに、メールの本文を[アラーム・メール本文]テキストボックスと[アラーム・メール本文(アラーム情報無し)]テキストボックスに入力し、[登録]ボタンをクリックします。

      なお、アラーム情報がある場合は[アラーム・メール本文]が、アラーム情報がない場合は[アラーム・メール本文(アラーム情報無し)]がメールの本文として送信されます。

  3. メール送信を行う場合は、メインメニューの[環境設定]-[オプション]-[メール環境の設定]で設定します。

    本設定は、システム管理者のみ設定が可能です。

    項目

    説明

    SMTPサーバの設定

    サーバ名

    アラーム通知に使用する際のメールサーバ名を設定します。

    ポート番号

    使用するポート番号を0~65535の間で設定します。ポート番号が未入力の場合は、25番ポートが自動設定されます。また、上記の範囲以外のポート番号を指定した場合、または不正なポート番号を設定した場合はエラーとなります。

    認証方式

    認証方式を、「認証なし」、「自動判定」、CRAM-MD5、LOGIN、PLAINから選択します。デフォルト値は「認証なし」です。

    「自動判定」を選択した場合は、認証方式を以下の順で自動判定します。

    1. CRAM-MD5

    2. PLAIN

    3. LOGIN

    ユーザーID

    選択した認証方式に必要なユーザーIDを半角英数字64文字以内で入力します。

    認証方式を選択したにもかかわらず本項目が未入力の場合は、エラーとなります。

    パスワード

    選択した認証方式に必要なパスワードを半角英数字64文字以内で入力します。

    メールの差出人

    アラーム通知の差出人のメールアドレスを指定します。