ページの先頭行へ戻る
Systemwalker共通 Systemwalker 共通ユーザー管理/Systemwalker シングル・サインオン使用手引書
FUJITSU Software

3.1.5 既存の運用からの移行検討

Systemwalker製品の追加やSystemwalker製品のバージョンアップを契機に本機能を利用する場合、既存ユーザー情報の移行を検討します。

Systemwalker共通ユーザー管理機能、およびSystemwalkerシングル・サインオン機能でSystemwalker製品の認証を統一するためには、ユーザーIDの体系が統一されている必要があります。

ユーザーIDが統一されていない場合に、これらの機能を利用しようとすると以下の問題が生じます。

上記の問題を回避するための手順の例を以下に説明します。

  1. 管理者は、ユーザーごとに一意にユーザーIDが決まるルールを決定します。(たとえば、社員番号をユーザーIDとする等)

  2. 管理者は、各製品上の既存のユーザーのユーザーIDを上記のルールに合わせて変更します。

  3. 管理者は、Systemwalker認証リポジトリに接続するための環境設定を各製品が動作する全サーバで行います。

  4. 管理者は、Systemwalker認証リポジトリにユーザー情報を登録するために、全ユーザー情報を記載したCSVファイルを作成し、Systemwalker認証リポジトリユーザー管理コマンドで登録します。その際に、各ユーザーの初期パスワードを記載します。

  5. 管理者は、Systemwalker製品を利用するユーザーにユーザーIDとパスワードを通知し、Systemwalker製品からのパスワード変更を促します。