以下の手順にしたがい、GDSのミラーを解除してください。
EFI環境変数に設定されているGDSの構成データベースの情報を削除します。
# cd /sys/firmware/efi/vars/ <Return> # cat sysvol-db-*/raw_var > del_var <Return> # cat sysvol-db-*/data <Return> => 何も出力されないことを確認してください。
EFIブートマネージャーのブートオプションから、SDXディスクの項目を削除します。
現在の EFIブートマネージャーの設定を確認します。
# efibootmgr <Return>
BootCurrent: 0000
Timeout: 5 seconds
BootOrder: 0001,0002,0000
Boot0000* sda
Boot0001* RootDisk1
Boot0002* RootDisk2
この例では、項番0001のRootDisk1と、項番0002のRootDisk2がSDXディスクの項目です。
ブートオプションから SDXディスクの項目を削除します。
# efibootmgr -B -b 0001 <Return> BootCurrent: 0000 Timeout: 5 seconds BootOrder: 0002,0000 Boot0000* sda Boot0002* RootDisk2 # efibootmgr -B -b 0002 <Return> BootCurrent: 0000 Timeout: 5 seconds BootOrder: 0000 Boot0000* sda
システムをリブートします。
PRIMECLUSTERをインストールし、システムディスクのミラーリングを再設定、または、GDS構成を再構築します。
注意
システムディスクのミラーリング再設定時に以下のエラーとなった場合、以降に示す手順を実行しGDS占有域のパーティションを削除した後、ミラーリング設定処理を再度実行してください。
SDX:sdxdisk: ERROR: 物理スライス名 is private slice
例:物理スライス名がsda8の場合
partedコマンドを起動します。
# parted /dev/sda <Return>
参照
partedコマンドの詳細については、parted(8)のマニュアルを参照してください。
printサブコマンドを使用し、パーティション構成を表示します。
(parted) print <Return> Disk geometry for /dev/sda: 0.000-35046.525 megabytes Disk label type: gpt Minor Start End Filesystem Name Flags 1 0.017 256.016 fat16 boot 2 256.017 20736.016 ext3 3 20736.017 35072.016 linux-swap 4 35072.017 45312.016 ext3 5 45312.017 55552.016 ext3 6 55552.017 65792.016 ext3 7 65792.017 69888.016 ext3 8 69888.017 69898.016 <== GDS占有域(10MB固定)
GDS占有域を削除します。
(parted) rm 8 <Return>
partedコマンドを終了します。
(parted) quit <Return>
GDS構成の再構築時に以下のエラーとなった場合、以降に示す手順を実行しGDS占有域のパーティションを削除した後、GDS構成の構築を再度実行してください。
SDX:sdxdisk: ERROR: 物理ディスク名: already exists in another class
例:物理ディスク名がsdbの場合
# /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxrstlabel -d sdb <Return>
上記でエラーとなる場合は、ddで以下のようにします。
(dd if=/dev/zero of=/dev/sdb seek=16 count=1)