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Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
FUJITSU Software

F.2 注意事項

  デフォルトシステムと拡張システムのシステム識別方法としてIPアドレスを使用して区別する場合の設定方法に以下の注意点があります。

  1枚のネットワークアダプタに複数のIPアドレスを設定し、マシンの再起動を行ってもIPアドレスの設定が消去されない不揮発型の設定方法を以下に示します。

設定方法

  Solaris上でのネットワークインターフェースへのIPアドレスの設定を行うには、以下の2つのファイルを編集します。

  たとえば、ネットワークインターフェース名がle0、ホスト名がserver1、割り当てられているIPアドレスが192.168.0.2の場合は以下のように設定します。

hostsファイル内の記述内容

  192.168.0.2 server1 (左記行を追加)

hostname.le0 ファイル内の記述内容

  server1

  また、ネットワークインターフェースに追加のIPアドレスを割り振る場合は、同様に、/etc/hostsに追加するIPアドレスと対応付けるホスト名を記述し、仮想インターフェースに対応したhostname.{インターフェース名}のファイルを作成します。

  たとえば、ネットワークインターフェース名がle0、ホスト名がserver2、割り当てられているIPアドレスが192.168.0.3の場合は以下のように設定します。

hostsファイル内の記述内容

  192.168.0.3 server2 (左記行を追加)

hostname.le0:1 の記述内容

  server2

  上記設定ファイルの作成・修正の完了後に、マシンを再起動することで、設定が有効となります。