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Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
FUJITSU Software

6.3.1 CORBAサービスのプロキシ連携

  マルチシステム機能を使用した環境での、CORBAサービスのプロキシ連携のセットアップ方法について、デフォルトシステムと拡張システムでの違いを説明します。
  拡張システム上のプロキシ連携のセットアップでは、サーバでInbound Proxyを設定する際に拡張システム名を指定します。その他のクライアントの環境設定などについては特に違いはありません。
  ここでは、デフォルトシステムと違いのある操作について説明します。
  なお、プロキシ連携のセットアップの詳細については、“セキュリティシステム運用ガイド”を参照してください。

サーバでのInbound Proxyの設定

  サーバアプリケーションがファイアウォール外部のクライアントから要求を受ける場合は、Inbound Proxyの設定が必要です。
  OD_or_admコマンドの-xオプションでInbound Proxy情報ファイルを指定して、オブジェクトリファレンスにInbound Proxyを設定します。同時に-Mオプションで拡張システム名を指定します。

  拡張システム(system1)のオブジェクトリファレンスにInbound Proxyを設定

  OD_or_adm -c IDL:test1/intf1:1.0 -x proxy_file -n test1::intf1 -M system1