Java DBは、データベースと連携するアプリケーションを開発するために用意された簡易的なリレーショナルデータベースです。
Java DBは、Apache Derby V10.8をベースに開発されたデータベースです。従来、データベースと連携するアプリケーションを動かすにはデータベースを別途用意する必要があったため、アプリケーションの開発やデモンストレーションでも環境を用意するのに手間がかかりました。
Java EE実行環境では、Javaで実装されたデータベースのJava DBが提供されます。Java DBは、JDBC APIによる基本的なSQL実行がサポートされているため、データベースを別途用意しなくてもJava EE実行環境だけ用意すれば、データベースと連携するアプリケーションの動作確認が可能です。
Java DBの利用方法は、以下のマニュアルを参照してください。
http://db.apache.org/derby/manuals/index.html#docs_10.8
上記マニュアルに記載している項目で、使用方法が異なる部分や動作保証されている機能範囲について以下に説明します。
動作保証範囲外の機能についてのお問い合わせは、お受けしておりません。また、以下の特徴をもつ簡易的なデータベースのため、実業務運用には使用しないでください。
基本的なSQL言語だけ動作保証しています。
データベースのWindowsサービスでの起動は、サポートしていません。コマンドで起動したデータベースは、ログオフすると停止します。
クラスタ製品との連携は、サポートしていません。
注意
Interstageと同一のCPUのアーキテクチャをサポートしているJDBCドライバを使用してください。