JMSのInterstage V11.1での変更内容を説明します。
メッセージブローカの運用形態について
Interstage V11.1から、Interstage Java EE 6 DASサービスが使用するメッセージブローカのデフォルトの運用形態が以下のように変更されました。
バージョン | デフォルトの運用形態 |
---|---|
Interstage V11.0以前 (注1) | EMBEDDED運用 |
Interstage V11.1以降 | REMOTE運用 |
メッセージブローカの運用形態を変更することはできません。
JMS接続ファクトリの定義項目について
Interstage V11.1から、JMS接続ファクトリに設定する以下のプロパティの省略値が変更されました。
プロパティ | 省略値 | |
---|---|---|
Interstage V11.0以前 | Interstage V11.1以降 | |
初期および最小プールサイズ (注1) | 1 | 8 |
最大プールサイズ (注1) | 250 | 32 |
Interstage V11.0以前では、変更できません。
Interstage V11.0以前と同様の値を利用したい場合は、asadmin setサブコマンドを使用して以下のプロパティ値を変更してください。
resources.connector-connection-pool.${jndi-name}.steady-pool-size
resources.connector-connection-pool.${jndi-name}.max-pool-size
例
JMS接続ファクトリCF001の「初期および最小プールサイズ」を「1」、「最大プールサイズ」を「250」に変更する場合
C:\Interstage\F3FMisje6\bin\asadmin set resources.connector-connection-pool.CF001.steady-pool-size=1 C:\Interstage\F3FMisje6\bin\asadmin set resources.connector-connection-pool.CF001.max-pool-size=250
/opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin set resources.connector-connection-pool.CF001.steady-pool-size=1 /opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin set resources.connector-connection-pool.CF001.max-pool-size=250