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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
FUJITSU Software

1.2.2 アプリケーション運用時の制限事項

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

以下の条件を満たした場合、Webブラウザに「HTTP Status 405」が表示され、リクエストの処理に失敗します。

  1. WebアプリケーションでJava EE 6セキュリティ機能を使用、かつ

  2. FORM認証である場合、かつ

  3. deployment descriptor(web.xml)で<http-method>にPOSTのみ指定している場合、かつ

  4. 1.のWebアプリケーションに対して、3.の設定が有効となるコンテンツに対してHTTP POSTリクエストを送信、かつ

  5. FORM認証の画面から目的のコンテンツに遷移した場合

<http-method>には、GETも指定してください。

未定

2

以下の条件を満たした場合、ボディを含むHTTP POSTリクエストを送信しても、Webアプリケーション内ではリクエストのボディが空となってしまいます。

  1. WebアプリケーションでJava EE 6セキュリティ機能を使用、かつ

  2. FORM認証である場合、かつ

  3. ServletまたはJSPで以下のメソッドを使用してリクエストのボディを取得、かつ

    • javax.servlet.ServletRequest#getReader()

    • javax.servlet.ServletRequest#getInputStream()

  4. 1.のWebアプリケーションに対して、HTTP POSTリクエストを送信、かつ

  5. FORM認証の画面から目的のコンテンツに遷移した場合

HTTP POSTリクエストを送信するときには、FORM認証の画面が表示されない状態(認証が 完了した状態)になるようにアプリケーションを作成してください。

未定

3

デフォルトエラーページで、メッセージに含まれるマルチバイト文字を正しく表示することはできません。

メッセージの詳細は、サーバーログを参照してください。

未定

4

Webアプリケーション内でクライアントに返すレスポンスの文字コードが統一されていない場合、文字化けが発生することがあります。

文字コードを統一してください。

未定

5

JSP事前コンパイル機能は、サポートしておりません。

ありません。

未定

6

JSPを利用する場合、Java EE 6共通ディレクトリやJSPのコンパイル結果を格納するディレクトリのパスにプラス記号「+」を含めることはできません。

パスに「+」を含めないようにしてください。

未定

7

クラスタサービス連携は提供されません。

クラスタサービス連携機能が必要となる場合は、標準でインストールされるInterstage Java EE 5機能を利用してください。

未定

8

GUI(管理コンソール)による運用操作は提供されません。

asadminコマンドを利用してください。

未定

9

IIOPアクセスログは出力されません。

ありません。

未定

10

IIOP接続の待機時間監視機能で、タイムアウトの判定にコネクションの接続処理時間を含めることはできません。

ありません。

未定

11

IIOP通信クライアントの無通信監視機能をサポートしません。

ありません。

未定

12

Java EEアプリケーションからのCORBAサービスアプリケーション呼出しをサポートしません。

ありません。

未定

13

IIOPクライアント認証をサポートしません。

ありません。

未定

14

Webサーバを経由する運用形態の場合、WebサーバとWebコンテナ間のSSL通信はサポートしておりません。

ありません。

未定

15

Webサーバを経由する運用形態の場合、WebサーバコネクタではIPv6環境での運用はサポートしておりません。IPv6アドレスにバインドされるポート番号を設定しないでください。

ありません。

未定

16

Webサーバを経由する運用形態の場合、Webアプリケーション内で、ServletRequest#getAttribute("javax.servlet.request.ssl_session_id")を実行すると、常にnullが返ります。

ありません。

未定

17

モニタロギングは提供されません。

ありません。

未定

18

IJServerクラスタにおいて、IIOP通信で使用できる時間監視機能のプロパティ値に誤りがある場合、IIOP通信時のサーバメソッド復帰時間監視機能によるタイムアウトが発生します。
なお、現象発生時、クライアントアプリケーションにはIOP00410219が通知されます。

サーバーログを参照して原因となる設定誤りを修正し、IJServerクラスタを再起動してください。

未定

19

IIOP接続の待機時間監視機能でサーバへの接続試行が全て失敗した場合、以降の接続試行が期待する回数になりません。

ありません。

未定

20

ネットワーク遅延やTCPバッファの不足などにより、パケットデータが滞留している場合、リクエストデータ(リプライデータ)の書き込みに失敗する場合があります。このとき、IIOP通信ソケットの送受信待機時間に到達する前に、タイムアウトを検出します。
なお、現象が発生したシステムには、IOP00410225が通知されます。

ありません。

未定

21

以下に指定したIPアドレスが、DNSサーバで名前解決できない場合、クライアントからの初回lookup処理(EJBアプリケーションのオブジェクトリファレンスの獲得処理)が遅延します。

  • クライアントアプリケーションで設定した接続先情報

  • 接続先のIIOPリスナーのネットワークアドレス(注)

遅延時間の目安は、ネットワーク環境に依存しますが、おおよそ4秒程度です。
注)ネットワークアドレスに「0.0.0.0」を指定した場合も内部的にIPアドレスが使用されます。

hostsファイルまたはDNSの設定を見直し、該当するIPアドレスが名前解決できるよう対処してください。

未定

22

以下の条件を満たした場合、IIOP通信時のサーバメソッド復帰時間監視機能によるタイムアウトが発生する場合があります。
なお、現象発生時、クライアントアプリケーションにはIOP00410219が通知されます。

  1. クライアントアプリケーションからの接続数が、IJServerクラスタのORBの総接続数に設定した値に等しい。かつ、

  2. IJServerクラスタの管理するコネクションが全て使用中(リクエスト処理中)である。かつ、

  3. 別プロセスのクライアントアプリケーションから、IJServerクラスタに対して通信を行う。

IJServerクラスタの管理するコネクションが全て使用中にならないよう、ORBの総接続数の見積もりを正しく実施してください。

未定

23

メッセージブローカのアクセスログは出力されません。

ありません。

未定

24

Interstageクライアントパッケージでメッセージブローカは運用できません。また、以下のコマンドも使用できません。

  • imqbrokerd

  • imqcmd

  • imqsvcadmin

  • imqusermgr

ありません。

なし

25

「トランザクション開始後の接続のみ参加」が有効なJDBCリソースを使用し、JTAトランザクション範囲外でオープンした接続を、JTAトランザクション範囲内でクローズするとRAR5031のエラーが発生します。

JTAトランザクション範囲外で接続をクローズしてください。

未定

26

JDBC接続プール/JDBCリソースを使用してデータベースに対して接続する場合、ユーザIDとパスワードによる認証が必要であるため、SQL ServerにWindows 認証を使用して接続することはできません。

SQL Server 認証を使用してください。

未定

27

ライフサイクルモジュールからJavaMailセッションをlookupすることはできません。

ライフサイクルモジュールでJavaMailを使用したい場合は、JavaMailセッションではなくJavaMail APIを直接使用してください。

未定

28

Entity Beanの運用はサポートしません。

ありません。

未定

29

ライフサイクルモジュールの「状態」をsetサブコマンドで変更した場合、有効となりません。
代替手段として、enable/disableサブコマンドでライフサイクルモジュールの「状態」を変更できます。(注)

(注)enable/disableサブコマンド実行時にNullPointerExceptionが発生する場合がありますが、変更処理に影響はありませんので無視してください。

ありません。

未定

30

PowerGres PlusまたはHA Database Ready SX1のOpen SQLのJDBCドライバをクラスパスに設定し、かつ、SymfowareまたはHA Database Ready SX1のNative SQLに接続する場合、データベースのアクセスに失敗する場合があります。

どちらか片方のみ使用する(片方のみクラスパスに設定する)か、データベース提供元にお問い合わせください。

未定

31

Symfoware Server のNativeインタフェース JDBCドライバのSolaris(64bit)での運用はサポートしません。

ありません。

未定