意味
サイト証明書のニックネームに誤りがあります。
ユーザの対処
SSLによる暗号化通信を行うために構築した、証明書や秘密鍵を管理する環境により、以下の対処をしてください。
Interstage証明書環境の場合
以下の手順で、リポジトリが使用しているSSL定義に、必要なサイト証明書を指定してください。
リポジトリが起動している場合は、Interstage管理コンソールを使用し、リポジトリを停止してください。
以下の画面で[定義の再取得]ボタンをクリックし、リポジトリが使用しているSSL定義を確認してください。
Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[状態]タブ(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ]の[状態]タブ)の、使用しているリポジトリの[簡易設定]
リポジトリがマスタの場合は、以下の画面でも[定義の再取得]ボタンをクリックし、リポジトリがレプリケーションに使用しているSSL定義も確認してください。
Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[状態]タブ(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ]の[状態]タブ)の、使用しているリポジトリの[詳細設定[表示]]の[レプリケーション先ホスト情報]
以下の画面で[定義の再取得]ボタンをクリックし、SSL定義に必要なサイト証明書を指定してください。サイト証明書が1つも登録されていない場合は、サイト証明書を取得、登録してください。
Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [SSL]の[一覧]タブ(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [SSL]の[一覧]タブ)の、リポジトリが使用しているSSL定義の[環境設定]
リポジトリを起動してください。
証明書の取得、登録の方法については、以下の利用しやすい方法を参照してください。
“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”-“CSRによるInterstage証明書環境の構築方法”
“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”-“PKCS#12によるInterstage証明書環境の構築方法”
証明書/鍵管理環境の場合
SSL環境定義ファイルのユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)、またはSSLENV構造体のuser_certと、使用するサイト証明書のニックネームが一致しているかを確認してください。
ニックネームが一致していない場合
SSL環境定義ファイルのユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)、またはSSLENV構造体のuser_certを、使用するサイト証明書のニックネームに合わせて修正して、再度処理をしてください。
ニックネームが一致している場合
SSL環境定義ファイルのユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)、またはSSLENV構造体のuser_certで指定したニックネームで登録されている証明書が、サイト証明書として登録されていない可能性があります。
cmentcertコマンドに-ownオプションを指定して、サイト証明書を登録し直してください。
ユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)については、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“証明書/鍵管理環境の環境構築”-“SSL環境定義ファイルの設定”を参照してください。
SSLENV構造体のuser_certについては、以下を参照してください。
“リファレンスマニュアル(API編)”の“C言語インタフェース”-“Interstage ディレクトリサービスインタフェース”-“セションのオープンとクローズインタフェース”-“ldapssl_init”
“リファレンスマニュアル(API編)”の“C言語インタフェース”-“Interstage ディレクトリサービスインタフェース”-“構造体の構成”-“SSLENV構造体”