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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

87.1.41 td11043

TD: ERROR: td11043:A system call error occurred(%s1-%s2)
TD: エラー
: td11043:システムコールでエラーを検出しました(%s1-%s2)

可変情報

%s1:システムコール名
%s2:エラー情報

意味

コンポーネントトランザクションサービス内部で発行したシステムコールでエラーを検出しました。

以下のいずれかの原因が考えられます。

  • コンポーネントトランザクションサービスのインストールに失敗しています。

  • システムパラメタの指定に誤りがある可能性があります。

  • メモリ容量が不足しています。

システムの処理

処理を続行します。

ユーザの対処

以下の対処を行ってください。

  • コンポーネントトランザクションサービスが正しくインストールされているかを確認してください。

  • 「チューニングガイド」の「システムのチューニング」-「サーバ機能運用時に必要なシステム資源」-「コンポーネントトランザクションサービスのシステム資源の設定」を参考にして、システムパラメタ値を見直してください。

  • 「チューニングガイド」の「必要資源」-「メモリ容量」-「サーバ機能を使用する場合」を参考に、Interstageを運用するために必要となるメモリ容量を再見積もりし、メモリ容量が十分に用意されているか確認してください。
    Interstageが必要なメモリ容量に対して、メモリ容量が十分に用意されている場合は、他のアプリケーションが使用するメモリ容量が不足している可能性があります。同一マシン上で運用している他のアプリケーションのメモリ容量を再見積もりし、メモリ容量が適当であるかを調査してください。再見積もりの結果、メモリ量が不足している場合は、システム管理者に連絡してください。システム管理者は、メインメモリの増設またはスワップの拡張を行ってください。


上記のいずれにも該当しない場合は、以下の表を参照して、システムコール%s1およびエラー情報%s2に対応する対処を行ってください。

システムコール%s1

エラー情報%s2

対処方法


Invalid auto-start file found

ワークユニット自動起動設定ファイルに誤りがある可能性があります。
「OLTPサーバ運用ガイド」の「ワークユニット自動起動設定ファイル」を参照して、ワークユニット自動起動設定ファイルに誤りがないかを確認してください。



msgsnd
または
msgrcv

errno=22(Invalid argument)
または
errno=36(Identifier removed)

Interstageの強制停止(isstop -f)が行われたか、コマンドがkillされた可能性があります。
Interstageの強制停止やコマンドに対するkill操作を行っていないかを確認してください。コマンドに対するkill操作を行った場合は、IPC資源が残っている可能性があります。コマンド操作時にメッセージtd11038が出力されている場合は、IPC資源が残っているため、ipcrmコマンドでメッセージtd11038に出力されたkeyのIPC資源を削除してください。



msgsnd

errno=22(Invalid argument)
または
errno=43(Identifier removed)

コマンド実行中の端末にCtrl+Cが入力された可能性があります。
コマンドの実行に失敗した場合は、再度コマンドを実行してください。


pthread_create

errno=11

システム内スレッド数の上限に達している可能性があります。
システム内スレッド数の上限は、ファイル「/etc/sysctl.conf」のパラメタ「kernel.threads-max」の値で決定します。システム内スレッド数を見積もり、必要に応じて、上限値を増加してください。



dlsym

isapsw_init

Interstage Web Server Expressにおいて、Interstage 起動直後のワークユニット起動時に本エラーメッセージが出力された場合は、Interstageの動作に問題はありません。

上記以外

iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。