可変情報
%s1:送信待ちのメッセージキューID
意味
システムのメッセージキューが不足しているため、処理が遅延しています。
システムの処理
メッセージキュー不足が解消されて使用可能になるまで、リトライします。
ユーザの対処
ipcs -aqコマンドを使用してシステムのメッセージキューの状態を確認してください。
QNUMフィールドの値が0以外のメッセージキューに、メッセージが滞留しています。CBYTESフィールドの値が滞留しているバイト数です。システム全体で滞留できるメッセージキューの数は、/etc/systemファイルで指定したmsginfo_msgtqlの値です。QNUMフィールドの合計値が、msginfo_msgtqlの値と等しい場合には、メッセージキューの見積もりが不足している可能性があります。
また、1つのメッセージキューに滞留できる複数メッセージの総バイト数は、/etc/systemファイルで指定したmsginfo_msgmnbの値です。この値がCBYTESフィールドの値に近い場合にも、メッセージキューの見積もり不足の可能性があります。
メッセージキューを使用するアプリケーションを調査し、システムのIPC資源の見積もりを確認してください。見積もりの結果、メッセージキューが不足している場合には、/etc/systemファイルのmsginfo_msgtqlおよびmsginfo_msgmnbの値を増やして、マシンを再起動してください。
IPC資源の見積もり値に問題がない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。