可変情報
%s1:エラー情報
意味
スレッド生成関数の呼出しでエラーが発生しています。資源不足が原因です。
システムの処理
CORBAサービス、CORBAアプリケーションの起動時に出力された場合は、処理を中止します。起動中に出力された場合は、処理を継続します。
ユーザの対処
不要なアプリケーションを終了して空き資源を増やしてください。
また、メモリ不足の原因として、一つのプロセスで使用可能なメモリを超過した可能性があります。
プロセスで使用可能なメモリ領域は、ヒープ領域も含みます。そのため、プロセスが使用するヒープ領域のサイズが大きい場合は、スレッドを生成するためのメモリが不足することがあります。コマンドラインでJavaアプリケーションを指定する場合は、ヒープサイズに大きな値を設定していないかを確認してください。
意味
スレッド生成関数(thr_create)の呼出しでエラーが発生しています。エラー情報%1にはスレッド生成関数の復帰値(エラーコード)が設定されます。エラーの原因として以下が考えられます。
環境変数LD_LIBRARY_PATHに/opt/FSUNod/lib/ntを指定せずに、プロセスモード用のアプリケーションを起動しようとしました。
資源不足によりスレッドの生成に失敗しました。
システムの処理
CORBAサービス、CORBAアプリケーションの起動時に出力された場合は、処理を中止します。起動中に出力された場合は、処理を継続します。
ユーザの対処
LD_LIBRARY_PATHに/opt/FSUNod/lib/ntが指定されているかを確認してください。LD_LIBRARY_PATHに/opt/FSUNod/lib/ntが指定されていない場合は、LD_LIBRARY_PATHに/opt/FSUNod/lib/ntを指定してください。
メモリ不足の場合、不要なアプリケーションを終了し空き資源を増やしてください。
また、メモリ不足の原因として、一つのプロセスで使用可能なメモリを超過した可能性があります。
プロセスで使用可能なメモリ領域は、ヒープ領域も含みます。そのため、プロセスが使用するヒープ領域のサイズが大きい場合は、スレッドを生成するためのメモリが不足することがあります。コマンドラインでJavaアプリケーションを指定する場合は、ヒープサイズに大きな値を設定していないかを確認してください。
意味
スレッド生成関数(pthread_create)の呼出しでエラーが発生しています。エラー情報%1にはスレッド生成関数の復帰値(エラーコード)が設定されます。エラーの原因として以下が考えられます。
プロセスモード用のアプリケーションを起動しようとした場合:
環境変数LD_LIBRARY_PATHに/opt/FJSVod/lib/ntを指定せずに、プロセスモード用のアプリケーションを起動しようとした。
スレッドモード用のアプリケーションを起動しようとした場合:
システム全体のプロセス数とスレッド数の合計がシステムパラメタkernel.threads-max値を超えて、スレッド生成しようとした。
スレッドを生成するのに必要なメモリ領域が不足した。
ユーザが生成したプロセス数とスレッド数の合計が、ユーザが使用できる最大プロセス数を超えて、スレッドを生成しようとした。
Interstageの起動に失敗した場合:
Interstage統合コマンド(isgendef)において、システム規模に“super”を指定してInterstageを初期化した。
スレッドを生成するのに必要なメモリ領域が不足した。
システムの処理
CORBAサービス、CORBAアプリケーションの起動時に出力された場合は、処理を中止します。起動中に出力された場合は、処理を継続します。
ユーザの対処
以下の発生条件に応じて対処を行ってください。
プロセスモード用のアプリケーションの場合:
LD_LIBRARY_PATHに/opt/FJSVod/lib/ntが指定されているかを確認してください。指定されていない場合は、/opt/FJSVod/lib/ntを指定してください。
スレッドモード用のアプリケーションの場合:
スレッド生成により、システム全体のプロセス数とスレッド数の合計がkernel.threads-max値を超えないことを確認してください。kernel.threads-max値を超えてスレッドを生成する場合は、kernel.threads-max値を増加してください。
スレッド生成により、ユーザが生成したプロセス数とスレッド数の合計が、ユーザが使用できる最大プロセス数を超えていないことを確認してください。ユーザが使用できる最大プロセス数を超えてスレッドを生成する場合は、bashまたはボーンシェルの場合はulimitコマンドを、Cシェルの場合はlimitコマンドを使用して、使用できる最大プロセス数を拡張してください。
Interstageの起動に失敗した場合:
システム規模“super”および“超大規模システム”は、制限により指定できません。以下のいずれかの方法でInterstageを再初期化してください。
Interstage統合コマンド(isgendef)において、システム規模に“super”以外を指定してInterstageを再度初期化する。
上記に当てはまらない場合は、失敗の原因としてメモリ不足が考えられます。搭載されているメモリ量と使用メモリ量を確認し、不足している場合は搭載メモリの増設や使用メモリの削減などを行ってください。
また、一つのプロセスで使用可能なメモリを超過した可能性があります。
プロセスが使用するスタック領域のメモリは、“スレッド数×スタックサイズ”で計算されるため、スタックサイズを設定することによってスタックに使用されるメモリの削減が可能です。詳細については、“チューニングガイド”の“アプリケーションで使用するスレッド数・プロセス数”を参照してください。CORBAサーバアプリケーションまたはEJBアプリケーションで本メッセージが出力された場合は、スレッド多重度を減らし、プロセス多重度を増やしてください。
プロセスで使用可能なメモリ領域は、ヒープ領域も含みます。そのため、プロセスが使用するヒープ領域のサイズが大きい場合は、スレッドを生成するためのメモリが不足することがあります。コマンドラインでJavaアプリケーションを指定する場合は、ヒープサイズに大きな値を設定していないかを確認してください。