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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

79.4.14 JSSR23511

JSSRS: ERROR: JSSR23511: Could not delete the serialized file. file=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4
JSSRS: エラー: JSSR23511: 永続化ファイルを削除できませんでした。 file=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4

可変情報

%s1 : 永続化ファイル名
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry Server のプロセスID
%s4 : 処理スレッド名

意味

永続化ファイル<file>を削除できませんでした。

原因

以下の原因が考えられます。

  1. 保存先ディレクトリが削除されました

  2. 保存先ディレクトリについてSession Registry Serverの起動ユーザの権限がありません

  3. 前回保存された永続化ファイルについてSession Registry Serverの起動ユーザの権限がありません

  4. 永続化ファイルの更新処理で、更新用一時ファイルの削除に失敗しました

  5. ファイル記述子が不足しました

  6. 保存先ディレクトリのネットワークが切断されました

  7. ディスククラッシュが発生しました

  8. 保存先ディレクトリにUNCパスまたはネットワークドライブが設定されています

システムの処理

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

ユーザの対処

原因で挙げた現象がないか確認し、必要な対処を行ってください。

  1. 保存先ディレクトリが削除された場合
    環境定義ファイル(IJServerクラスタのJava VMオプション)のセションの永続化に関する項目<serialize.file.path>(<com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.serialize.file.path>)の値を確認し、指定したディレクトリがなければ作成してください。
    また、上記ディレクトリにSession Registry Serverの起動ユーザの全権限があることを確認し、権限がない場合は、権限を設定してください。
    対処後、Session Registry Serverを再起動してください。

  2. 保存先ディレクトリについてSession Registry Serverの起動ユーザの権限がない場合
    起動ユーザが、前回の起動ユーザと異なっている可能性があります。次のいずれかの対処を行ってください。

    • 前回と同じユーザで再起動してください。

    • 前回と違うユーザで再起動する場合は、以下のいずれかの対処を行ってください。

      • “セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”を変更してください。

      • “セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”に永続化されているセションの情報を、jssrsadminのclearsessionサブコマンドを使用して消去(J2EEの場合)、または、OSのコマンドで削除(Java EEの場合)してください。

      なお、環境定義ファイル(IJServerクラスタのJava VMオプション)のセションの永続化に関する項目<serialize.file.path>(<com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.serialize.file.path>)で定義している“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”とその配下のディレクトリおよびファイルに、Session Registry Serverの起動ユーザの全権限が必要です。

  3. 前回保存された永続化ファイルについてSession Registry Serverの起動ユーザの権限がない場合
    項番2.に記載している対処を行ってください。

  4. 永続化ファイルの更新処理で、更新用一時ファイルの削除に失敗した場合
    項番2.に記載している対処を行ってください。

  5. ファイル記述子が不足した場合
    永続化ファイルを保存できない状態になっているため、次の対処を行い、Session Registry Serverを再起動してください。

    • 不要なアプリケーションを終了してください。

    • システムで使用できるファイル記述子の数を増やしてください。

  6. 保存先ディレクトリのネットワークが切断された場合
    ネットワークの状態を確認し、ネットワークの復旧を行ってください。
    復旧後、Session Registry Serverの状態を、再度、確認してください。

  7. ディスククラッシュが発生した場合
    ご利用のディスク装置の状態を確認し、ディスク装置の復旧を行ってください。
    復旧後、Session Registry Serverを再起動してください。

  8. 保存先ディレクトリにUNCパスまたはネットワークドライブを設定した場合
    保存先ディレクトリにUNCパスまたはネットワークドライブ以外のパスを設定して、Session Registry Serverを再起動してください。

出力先

サーバーログ/コンテナログ