可変情報
%s1 : 永続化ファイル名
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry Server のプロセスID
%s4 : 処理スレッド名
意味
永続化ファイル<file>を削除できませんでした。
原因
以下の原因が考えられます。
保存先ディレクトリが削除されました
保存先ディレクトリについてSession Registry Serverの起動ユーザの権限がありません
前回保存された永続化ファイルについてSession Registry Serverの起動ユーザの権限がありません
永続化ファイルの更新処理で、更新用一時ファイルの削除に失敗しました
ファイル記述子が不足しました
保存先ディレクトリのネットワークが切断されました
ディスククラッシュが発生しました
保存先ディレクトリにUNCパスまたはネットワークドライブが設定されています
システムの処理
Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。
ユーザの対処
原因で挙げた現象がないか確認し、必要な対処を行ってください。
保存先ディレクトリが削除された場合
環境定義ファイル(IJServerクラスタのJava VMオプション)のセションの永続化に関する項目<serialize.file.path>(<com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.serialize.file.path>)の値を確認し、指定したディレクトリがなければ作成してください。
また、上記ディレクトリにSession Registry Serverの起動ユーザの全権限があることを確認し、権限がない場合は、権限を設定してください。
対処後、Session Registry Serverを再起動してください。
保存先ディレクトリについてSession Registry Serverの起動ユーザの権限がない場合
起動ユーザが、前回の起動ユーザと異なっている可能性があります。次のいずれかの対処を行ってください。
前回と同じユーザで再起動してください。
前回と違うユーザで再起動する場合は、以下のいずれかの対処を行ってください。
“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”を変更してください。
“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”に永続化されているセションの情報を、jssrsadminのclearsessionサブコマンドを使用して消去(J2EEの場合)、または、OSのコマンドで削除(Java EEの場合)してください。
なお、環境定義ファイル(IJServerクラスタのJava VMオプション)のセションの永続化に関する項目<serialize.file.path>(<com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.serialize.file.path>)で定義している“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”とその配下のディレクトリおよびファイルに、Session Registry Serverの起動ユーザの全権限が必要です。
前回保存された永続化ファイルについてSession Registry Serverの起動ユーザの権限がない場合
項番2.に記載している対処を行ってください。
永続化ファイルの更新処理で、更新用一時ファイルの削除に失敗した場合
項番2.に記載している対処を行ってください。
ファイル記述子が不足した場合
永続化ファイルを保存できない状態になっているため、次の対処を行い、Session Registry Serverを再起動してください。
不要なアプリケーションを終了してください。
システムで使用できるファイル記述子の数を増やしてください。
保存先ディレクトリのネットワークが切断された場合
ネットワークの状態を確認し、ネットワークの復旧を行ってください。
復旧後、Session Registry Serverの状態を、再度、確認してください。
ディスククラッシュが発生した場合
ご利用のディスク装置の状態を確認し、ディスク装置の復旧を行ってください。
復旧後、Session Registry Serverを再起動してください。
保存先ディレクトリにUNCパスまたはネットワークドライブを設定した場合
保存先ディレクトリにUNCパスまたはネットワークドライブ以外のパスを設定して、Session Registry Serverを再起動してください。
出力先
サーバーログ/コンテナログ