可変情報
%s1 : 指定されたパス名
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry ServerのプロセスID
%s4 : 処理スレッド名
意味
環境定義ファイル(IJServerクラスタのJava VMオプション)で指定された“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”配下のサブディレクトリを作成できませんでした。
なお、環境定義ファイル(IJServerクラスタのJava VMオプション)で指定された“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”配下のサブディレクトリ(sessionrecoveryまたはsr)およびその配下のすべてのサブディレクトリは、Session Registry Serverが自動生成します。
原因
以下の原因が考えられます。
環境定義ファイル(IJServerクラスタのJava VMオプション)のセションの永続化に関する項目<serialize.file.path>(<com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.serialize.file.path>)で定義している“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”配下のサブディレクトリの作成時に、ユーザ操作等何らかの理由により親ディレクトリが存在しなかったか、あるいは、親ディレクトリにSession Registry Serverの起動ユーザの権限がありません。
ディスクの空き容量が不足した等のシステム上の問題の可能性もあります。
環境定義ファイル(IJServerクラスタのJava VMオプション)の<serialize.file.path>(<com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.serialize.file.path>)にUNCパスまたはネットワークドライブが設定されています。
システムの処理
Session Registry Serverの起動時の場合には、起動を中止します。
Session Registry Serverの起動後の場合には、本エラーで出力されたpathに関するセションの永続化を中止します。
ユーザの対処
次のいずれかの対処を行い、前回と同じユーザで再起動してください。
“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”を変更してください。
“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”に永続化されているセションの情報を、jssrsadminのclearsessionサブコマンドを使用して消去(J2EEの場合)、または、OSのコマンドで削除(Java EEの場合)してください。
ディスクの空き容量が不足した等のシステム上の問題が発生していないか確認し、対処してください。
<serialize.file.path>(<com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.serialize.file.path>)にUNCパスまたはネットワークドライブが設定されている場合は、UNCパスおよびネットワークドライブ以外のパスを設定してください。
なお、環境定義ファイル(IJServerクラスタのJava VMオプション)のセションの永続化に関する項目<serialize.file.path>(<com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.serialize.file.path>)で定義している“セションの永続化ファイルの保存先ディレクトリ”とその配下のディレクトリおよびファイルに、Session Registry Serverの起動ユーザの全権限が必要です。
出力先
サーバーログ/コンテナログ